- トップ
- 環境・エネルギーニュース
- 記事詳細
[ 環境・エネルギー ]
(2019/8/28 11:00)
【ロイター時事】英石油大手BPは27日、米アラスカ州に保有する全ての石油事業を、米ヒルコープ・エナジーに56億ドル(約5900億円)で売却することで合意した。60年にわたり、石油開発事業を行ってきた同地域から撤退することになる。
売却対象には、プルドー湾油田と全長1300キロメートルに及ぶトランス・アラスカ・パイプラインの権益などが含まれる。BPは財務体質をさらに強化するため、今後2年で100億ドルの資金調達を計画しており、アラスカ事業売却もこの計画の一環だという。
BPは1959年にアラスカに進出。26%の権益を保有するプルドー湾油田の生産を1977年に開始したが、アラスカ州での石油事業を縮小させてきた。
2014年には、アラスカ事業の半分をヒルコープに売却。両社は今年、人工島の建設が必要になる15億ドルの沖合石油事業を進めるかどうかを決めることになっていた。
(2019/8/28 11:00)