[ ICT ]
(2019/9/1 05:00)
【ロイター時事】米アップルは8月30日、「iPhone(アイフォーン)」などの修理を担う独立系事業者の認定対象を拡大し、純正部品や工具、修理マニュアルを販売すると発表した。
こうした対応を義務付ける一部州の法案に反対するよう働き掛けていた従来の姿勢を大きく転換する。この認定制度はまず米国で導入し、その後、他の国や地域にも拡大する。
アップルの認定を受けた独立系修理事業者は、保証期間内の修理を手掛ける家電量販店ベスト・バイなどと同じ価格で、保証期間外の修理用に純正部品を調達できるようになる。独立系事業者は長い間、アップルが大量調達を認定要件としているため修理市場から締め出されていると不満を表明していた。
アップルは独立系認定事業者に修理料金の独自設定や、価格が割安な中古部品の使用を認める。破損した部品は、アップルへの返却を義務付ける。
認定は無料だが、40時間にわたる無料研修を受け、テストを受験したアップルのサービス資格を持つ技術者がいることが条件という。
(2019/9/1 05:00)