新型コロナ／トヨタ、国内２工場再開 田原・宮田は来週まで休止

トヨタ自動車は８日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減で稼働を停止していた国内２工場の操業を再開した。すべての生産ラインを停止した堤工場（愛知県豊田市）と、一部ラインを止めた高岡工場（同）を再稼働した。７日には日野自動車の羽村工場（東京都羽村市）を再稼働しており、国内は現時点で２工場が休止している。

停止の対象となった工場は、いずれも輸出向けの車両を手がけている。ハイブリッド車（ＨＶ）「プリウス」などを生産する堤工場は期間中、全ラインを停止していた。セダン「カローラ」などを生産する高岡工場は２ラインのうち、１ラインで稼働を止めた。

トヨタは海外の新車需要の減少を受けた生産調整で、３日に国内５工場７ラインを止めた。

８日までに３工場が再開しており、残る田原工場（愛知県田原市）はラインによって最長１４日まで、トヨタ自動車九州の宮田工場（福岡県宮若市）は１５日まで休止する。