新型コロナ／神奈川県、出口戦略ビジョン アラート発動基準設定

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【横浜】神奈川県は２０日、新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言解除後に、経済の再開と医療体制維持を図る出口戦略「神奈川ビジョン」を発表した。医療従事者の保護や経済活動再開時のリスク低減策、緊急事態宣言解除後に状況が悪化した場合の「神奈川警戒アラート」発動基準などを盛り込んだ。

参加交流型サイト（ＳＮＳ）「ＬＩＮＥ」で店舗など利用者の登録や濃厚接触者へのフォローアップ通知を実施する。また、感染拡大傾向や医療体制の逼迫（ひっぱく）度、施設クラスター発生状況などをモニタリングし、状況悪化の早期検知を目指す。

アラート発動基準には神奈川県と東京都の週当たりの感染者数増加率の基準値「Ｋ値」を採用。Ｋ値が４日連続で予想曲線から大きく外れ、１週間平均で新規陽性患者数が１０人（医療・福祉施設クラスターを除く１週平均）に達し、感染経路不明が５０％以上（同）に達した場合にアラートを発動する。休業要請の段階的解除も検討を進める方針。