新型コロナ／京都市、４月宿泊需要ほぼ消失 稼働率３カ月連続最低

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  新型コロナウイルスの感染拡大に伴い閑散とする「八坂の塔」周辺（4月18日、京都市東山区）

【京都】京都市観光協会によると新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を背景に、京都市内５６ホテルの４月の外国人宿泊客数が前年同月比で９９・７％減少し、日本人宿泊客数も同８９・７％減となった。４月は桜が目当ての観光シーズンだが、インバウンド需要が蒸発し、日本人宿泊客も激減。宿泊需要がほぼ消失する深刻な事態が浮き彫りとなった。

減少幅は宿泊需要が若干残っていた３月からさらに悪化した。客室稼働率は３カ月連続で最低値を更新した。

５月下旬の緊急事態宣言解除で京都市内の観光施設などは営業を再開しつつある。６月１９日以降、都道府県をまたぐ移動や旅行が解禁され、４月が底になることを期待するが感染拡大は予断を許さない状態。

外国人宿泊客の回復は各国間の渡航制限や査証無効化の解除を待つ必要がある。