新型コロナ／埼玉県、中小資金繰り支援 制度融資枠１兆2000億円に

補正予算拡大

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【さいたま】埼玉県は新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた体制強化や、県内事業者支援のための補正予算案をまとめた。一般会計は約１０７億４１１８万円。中小企業などへの資金繰りを支援するため、制度融資枠を１兆２０００億円に拡大した。１５日開会予定の６月定例会に提出する。

資金繰り支援には５６億２６９０万円を計上した。新型コロナ対応資金と経営安定資金の融資枠を合計４０００億円に拡充する。また、キャッシュレス決済導入などで接触機会の低減に取り組む商店街への支援には４３２６万円を充てる。

大野元裕埼玉県知事は８日、記者会見で「中小企業の資金繰りに支障が出ないように支えていきたい」と話した。