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(2020/6/30 05:00)
7月1日から全ての小売事業者に対し、プラスチック製レジ袋の有料化が義務づけられる。多くのスーパーマーケットは先行して有料にしてきたが、他の小売業や外食の対応は分かれている。コンビニエンスストアも有料になる店が大半だが、北海道を主力とするセイコーマートなどは、有料化対象外のバイオマス素材を25%以上使ったレジ袋に切り替えて無償提供を続ける。(最終面に「深層断面」)
セブン―イレブン・ジャパンは特大サイズのみ5円、その他を3円に設定した。ファミリーマートやローソンは大きさに関係なく3円で販売する。一方、セイコーマートを運営するセコマ(札幌市中央区)はバイオマス素材30%配合の袋に切り替え、無償提供する。
百貨店では三越伊勢丹ホールディングス(HD)が、食品売り場でプラ製レジ袋を廃止して、有料の環境配慮型の紙袋にする。食品売り場以外ではこれまでと同様、紙袋は無料とする。そごう・西武も同様の対応をとる。
外食では吉野家がバイオマス素材を25%配合したレジ袋にして無償提供を継続。日本ケンタッキー・フライド・チキンもバイオマス素材30%配合のレジ袋にして無料にする。
有料販売する企業はいずれもプラ製レジ袋の使用量削減が狙いという。一方、無料を続ける企業は「エコバッグに比べて衛生的」といい、新型コロナウイルスの感染防止のためにも有効と説明する。
(2020/6/30 05:00)