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(2021/9/14 05:00)
15日に発売する日刊工業新聞社発行の月刊誌「工業材料」10月号は「持続可能な社会を支える粉体プロセスの最新動向」を特集する。粉体プロセスは粉体のサイズや形・構造を変え、さまざまな加工をすることで、新たな付加価値を生む技術として重要性を増している。わが国が目指す2050年カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)の実現には、次世代電池などの材料開発やバイオマスの有効活用などの課題がある。粉体プロセスはこの課題を解決し、持続可能な社会を実現するためのキーテクノロジーと言える。
特集では大阪大学の内藤牧男教授らが総論「持続可能な社会に貢献する粉体技術」で粉体技術の役割を論じる。早稲田大学の所千晴教授は新リサイクル技術の開発、東京大学の脇原徹教授は中村超硬の山本真矢氏とともにゼオライト微細粒子の調製、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の石川毅彦教授は微小重力環境での新しい材料プロセスを解説する。粉体メーカー各社の新材料開発に向けた粉体プロセス開発や新しいリサイクルプロセスなどの事例も紹介する。
(2021/9/14 05:00)