(2021/10/7 05:00)
日刊工業新聞社は6日、東京・霞が関で「第24回オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」(経済産業省・環境省後援、日本冷媒・環境保全機構協力)の贈賞式を開いた。経済産業大臣賞に日立プラントサービスと日本熱源システムの「二酸化炭素を用いる冷凍・冷蔵設備事業の協業」、環境大臣賞にヨコレイの「冷蔵倉庫の脱フロン化と地球温暖化対策」が選ばれ、受賞者に表彰状と記念盾を贈られた。
来賓の経産省の藤木俊光製造産業局長は「世界のフロン類対策をけん引し、各社の事業の発展にもつながっていくことを期待する」と受賞者をたたえた。環境省の小野洋地球環境局長は「優れた知見と技術が広がることでオゾン層保護、温室効果ガス排出削減が進むことを期待する」と述べた。
優秀賞は三菱重工サーマルシステムズと中部電力の「低GWP冷媒を用いた空気熱源循環加温ヒートポンプ」と三菱電機冷熱応用システムの「炭化水素を用いた冷却装置用凝縮器ユニットの開発と普及」、審査委員会特別賞はダイキンMRエンジニアリングの「船舶用空調への低GWP冷媒の適用」と日本冷凍空調学会の「低GWP冷媒の熱物性情報の整備」が受賞した。関屋章審査委員長(産業技術総合研究所名誉リサーチャー)は「技術の新規性、優位性、完成度、省エネルギー性なども重視した」と講評した。
(2021/10/7 05:00)
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