(2021/12/22 05:00)
住友生命保険が9月から10月にかけて募集した「創作四字熟語」の50編が発表された。世相を反映した2万4000余りの作品が集まり、今年起こった出来事を四つの漢字で振り返った。
審査員を務めた歌人の俵万智さんが選んだ最優秀作品は「七菌八起」(ななころなやおき)。菌をコロナと読ませるアイデアと感染再拡大があっても、立ち上がって前を向こう、という力強さが評価された。今年も全体の半分近くが、新型コロナウイルス感染症関連だった。
オリンピック・イヤーを踏まえて、金メダルの快挙を喜ぶものも多く、柔道の阿部一二三・詩兄妹選手による「阿部共金」、競泳女子の大橋悠依選手が涙の2冠を獲得した「冠二(かんつー)悠泳」などが光った。
社会的な問題もテーマになった。介護を日常的に行う若者(ヤングケアラー)の増加を「幼老介護」、ネット上の誹謗(ひぼう)中傷に対する法改正や厳罰化を「中傷必罰」とした。
明るい話題では、米プリンストン大学上席研究員の真鍋淑郎さんがノーベル物理学賞に選出され、気象学が初受賞したことを「気象価値」と表した。来年の四字熟語が菌やワクチンなどの新型コロナウイルスと無縁であることを願うばかりだ。
(2021/12/22 05:00)
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