(2022/4/8 05:00)
ロシアによる軍事侵攻が長引くにつれ「ウクライナ」の名前を知らない人の数は減り続けている。しかし、我々がウクライナについて知っていることはあまり多くない。
というのも、旧ソ連時代はソビエト連邦の一部であり、ソ連崩壊後もロシアが兄弟国として自国の勢力圏に置いていたため、我々がウクライナを一つの国として見ていなかったからではないだろうか。
欧州では2番目に貧しい国とされ高い貧困率に悩まされている。その一方、農地は肥沃(ひよく)で、世界でも有数の農産物輸出国だ。ロシアの侵攻で小麦などの農産物の輸出が難しい状況となり、世界的な価格上昇の要因となっている。
このたびの軍事侵攻を招いた背景には、ウクライナがロシアの意に反して欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)への加盟を望むようになったことがあるという。これに対してプーチン大統領は「内政問題だから外国は口を出すな」と傍若無人にふるまっている。
最近、わが町内会で「ウクライナ危機支援協力のお願い」という回覧板と封筒が回ってきた。東日本大震災以来のことだ。現地の惨状を見て、何かしなくては、と思う人が増えているからに他なるまい。
(2022/4/8 05:00)
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