産業春秋/マスク外せる「クールビズ」スタート

(2023/5/2 05:00)

クールビズ。東京は1日から9月末の期間に集中的に実施するよう環境省が呼びかけている。1年前はマスク着用が求められ、「首から下のクールビズ」だった。今回はマナーを守りつつ、本来の軽装に戻れそうだ。

2005年に登場したクールビズは、東京都の小池百合子知事が環境相時代、28度C以上の室内に対応できる軽装を呼びかけ、すっかり定着した。コロナ禍のこの3年は、うっとうしいマスクを猛暑の中でも着用したが、不快指数はいくらか低下しそう。

適正な室温は28度Cとしているが、環境省によるとあくまで室温上限の目安。体調や建物の状況に応じ、無理のない範囲で冷やし過ぎないよう節電を呼びかけている。

経済産業省が3月末に発表した東京電力ホールディングス管内の7月の予備率は3%。電力供給の余力を示す数値で、最低限必要とされる電力をギリギリで確保できるレベルだ。発電所の設備トラブルの可能性を考えると、綱渡りの電力供給体制と言える。

節電は環境対策に加え、電力の需給逼迫(ひっぱく)への備えでもある。再生可能エネルギーの主力電源化や安全を確認できた原子力発電所の再稼働などにより、節電要請が不要な社会を早期に実現したい。

(2023/5/2 05:00)

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