山善など、ビックカメラと物流自動化実証 協働ロボ活用

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  実証で使用する協働ロボット

山善は１４日、三菱ＨＣキャピタル、ビックカメラと協働ロボットを利用した物流自動化の実証事業を開始すると発表した。ビックカメラの物流施設で、在庫から単品で商品を運び出すピースピッキング工程で協働ロボットの実証テストを実施。人とロボットの効果的な役割分担などの環境整備項目を検証する。経済産業省からの委託事業として２０２４年３月まで実施する。

今回の実証では、需要が拡大する電子商取引（ＥＣ）事業の中で最も作業人数を要するピースピッキング工程でロボットの効果的な活用につなげるのが狙い。

さまざまな商品や作業に対する柔軟性や安全性の確保、投資効果を高める検証項目を整理した上で、実際にＥＣ事業を行っているビックカメラの船橋センター（千葉県船橋市）で実証する。

三菱ＨＣキャピタルがプロジェクトの管理を担い、事業内における各ロボットの調達やシステム構築を山善が受け持つ。将来的には物流施設内の各工程や作業に協働ロボットが柔軟に対応する新たな自動化サービスの構築を目指す。