(2023/11/14 17:00)
【千葉】千葉工業大学は14日、学生が製造した小型衛星を初めて2024年春に打ち上げると発表した。宇宙での動作実績がある10センチメートル角、重量約1キログラムの超小型衛星「キューブサット」の基本設計を外部から導入。学生が設計図に基づいて製造、組み立て、地上実証を行い、必要な審査を全て通過した。30年までに9機の衛星の打ち上げを目指す。
11月に衛星を宇宙航空研究開発機構(JAXA)に引き渡す。24年春にも米スペースXの「ファルコン9」ロケットで国際宇宙ステーション(ISS)に運び、一定期間保管後に軌道投入する。
千葉工大は提供された基本設計に加え、宇宙で撮影した画像1枚を地球上で復元する目標も設定。ステレオカメラによる測距、夜間光などを対象とした地球観測などにも挑む。
千葉工大は宇宙産業の担い手を育てる「高度技術者育成プログラム」を21年に開始。衛星打ち上げに必要な各種申請や試験を学生が経験し、即戦力人材の育成を目指している。
(2023/11/14 17:00)
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