(2023/12/22 17:00)
郵船ロジスティクス(東京都品川区、岡本宏行社長)とJR貨物は22日、東京国際空港(羽田空港)に到着した貨物の国内輸送を鉄道で行うスキームを構築し、サービス提供を開始したと発表した。羽田空港とJR貨物の駅が近い立地を生かすことで、輸送距離や貨物量などの条件によってはトラック輸送と同等の到着時間や料金になるという。環境対策やトラック運転手不足対策として提案する。
両社は東京国際エアカーゴターミナル(東京都大田区)の協力を受け、国内輸送スキームを構築した。輸入航空貨物を鉄道コンテナに積み替えて、国内に配送する。
航空貨物は早急な輸送が求められるものが多く、これまで空港到着後の国内輸送はトラックが担っていた。鉄道輸送は輸送時間やコンテナ積み替え時間、作業員確保に課題があり、選択肢に入っていなかった。
貨物列車は1編成で10トントラック約65台分を輸送でき、二酸化炭素(CO2)排出量はトラックの約分の1と少ないという利点がある。
(2023/12/22 17:00)
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