技研製作所、高知本社で圧入機の初荷式開く

• 

  トラックに乗せて出荷する圧入機を神酒で清める大平社長

【高知】技研製作所は５日、高知本社（高知市）で「２０２４年初荷式」を開いた。計３台用意された圧入機は、Ｕ形鋼矢板４００ミリメートル幅対応の硬質地盤専用機１台を北海道に、ゼロ矢板６００ミリメートル幅対応機１台を大阪府、硬質地盤仕様の複合式１台を栃木県の顧客向けにそれぞれ出荷した。総合建設会社などが建設や防災工事で活用する。

大平厚社長は「圧入技術に匹敵する優位性がある工法は他にない。これらの機械が全国各地で災害復旧や国土防災、インフラ整備で活躍することを願っている」とあいさつした。製品を載せたトラックを背に、集まった役員、社員ら１３０人に協力を呼びかけた。

また大平社長は、１月１日に発生した能登半島地震に対して「国土防災企業として、早速社員を被災地に派遣する。役立つことがあれば機械を持参し、復旧の手伝いをしたい」と語った。