(2024/8/9 17:00)
ジェットコースターのような乱高下が続く東京株式市場。その取引の場を日本で初めて創設した人物が「日本の資本主義の父」と評される渋沢栄一だ。
パリ万博の使節団として欧州に渡った渋沢は、近代的な経済運営や組織制度に感服。日本にも株式の仕組みが必要と痛感し、1878年に東京株式取引所(現東京証券取引所)を設立した。株式の売買で資金が集まるようになった結果、鉄道や電力などインフラが整備されていった。
当初、株券売買立会場では手のサインで売買を行っていた。注文が殺到するとそこは戦場のようだった。システム化された今では考えられない光景だ。
24年3月には日経平均株価が史上初めて4万円を突破した。だが足元では8月5日に過去最大の下げ幅を記録し、その翌日には急反発するなど、荒い値動きが続いている。健全な資本市場の発展を願った渋沢は泉下で何を思う。
(2024/8/9 17:00)
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