(2024/11/4 17:00)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4日、三菱重工業と開発した大型基幹ロケット「H3」4号機の打ち上げに成功した。防衛省のXバンド防衛通信衛星「きらめき」3号を搭載し、同日15時48分にJAXA種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げた。打ち上げから約30分後に衛星を分離。予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。H3は静止軌道に向けた衛星の輸送に初めて成功し、商業打ち上げに弾みを付けた。
H3はメーンエンジン3基のみで補助ロケットのない「3―0形態」の打ち上げを2025年度に予定している。輸送コストが従来の半額となる約50億円となる、新たな大型基幹ロケットの実現と宇宙システムの確立を目指す。
(2024/11/4 17:00)