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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/5/11 12:00)
マツダは11日、小飼雅道社長(63)が代表権のある会長となり、後任に丸本明副社長(60)を昇格させる人事を発表した。課題だった経営改革に道筋が付いたことから、5年ぶりのトップ交代に踏み切る。6月26日付で実施する。
小飼氏は2013年6月に就任。自動車業界の競争が激化する中、トヨタ自動車との資本業務提携に踏み切るなど改革を主導した。18年3月期連結業績は増収増益だった。丸本氏は品質や開発などの担当役員を務めた後、副社長として小飼氏を補佐してきた。
広島県府中町の本社で記者会見した小飼氏は起用の理由について「海外経験も豊富で、グローバルな変化を先取りして先手を打てる人材だ」と述べた。丸本氏は「(経営の)課題や方向性は定まっており、スピード感を持って当たりたい」として、小飼氏の経営路線を基本的に踏襲する考えを表明した。(時事)
【略歴】丸本 明氏(まるもと・あきら)慶大工卒。80年東洋工業(現マツダ)入社。99年取締役、専務などを経て13年6月副社長。広島県出身。
(2018/5/11 12:00)