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(2019/8/28)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:株式会社 アット東京
~ATBeX を利用し、インターネットを介さない閉域接続で提供~
株式会社アット東京(本社:東京都江東区、代表取締役社長:中村晃、以下アット東京)は2019年9月2日(月)から、NTP(stratum1 ※1、※2)サービス(エヌティーピー ストラタムワン サービス)の提供を開始いたします。
従来、NTPはインターネット上で提供されているサービスを利用することが一般的でしたが、本サービスはインターネットを介さない、閉域接続でのNTPによる時刻配信サービスです。
また本サービスでは、ATBeX(※3)を介して、アット東京にラックをお持ちでないお客さまにも、アット東京の提携データセンター経由、またキャリア経由で利用していただけます。
本サービスの特長は下記のとおりです。
1. インターネットを介さない、閉域接続でのNTPによる時刻配信サービス
・複数のGNSS衛星を時刻源として利用、GPSと準天頂衛星システム「みちびき」に対応
・より精度の高い“stratum1”のNTPサーバーを2系統で提供
・セイコーソリューションズ株式会社製のタイムサーバーシリーズアジャストモード(※4)による
「うるう秒処理」を実施
・ATBeX上での1つのサービスとして利用可能
2. 申し込みから最短1週間で利用可能、短期の利用に対応し最低利用期間は1か月
3. アット東京がstratum1のNTPサーバーの構築から運用までをワンストップでおこなう
4. セイコーソリューションズ株式会社製のNTPサーバー採用
・漸次調整方式による「うるう秒」対応: 「うるう秒」発生の2時間前(7,200秒)前から分散調整
従来、NTPで時刻調整を行いたい場合、より高い精度(Stratum1)、そしてインターネットを介さない閉域接続のより高いセキュリティレベルで実現したいときには、お客さま自身で独自に設備を準備し、、データセンター屋上にお客さま自身がGPSアンテナを敷設し、お客さまラックまで同軸ケーブルの工事を行い、お客さまラックに専用のNTPサーバーを設置した上でその独自設備を自社で運用する必要がありました。
本サービスでは、アット東京がstratum1のNTPサーバーの構築から運用までをワンストップでおこないますので、お客さまの負担は大幅に軽減されます。
【アット東京のNTP(stratum1)サービス 構成イメージ】
セイコーソリューションズ株式会社
常務執行役員 ネットワークソリューション本部長 大西 宏明さまからのコメント
セイコーソリューションズは、アット東京様の「NTP(Stratum1)サービス」提供開始を心より
歓迎いたします。今回ご採用いただいたタイムサーバーは、時刻源としてGPSのほか、準天頂衛星システム
「みちびき」やGLONASSに対応し、安定した時刻配信環境の構築が可能であるとともに、処理能力や運用・管理面での信頼性を大幅に向上した製品です。
アット東京様が目指すグローバルハブの中枢を担うプラットフォーム「ATBeX」の充実化に向けて、
このセキュアで高精度な時刻配信が可能な「NTP(Stratum1)サービス」が貢献するものと期待しています。
アット東京では、従来のオンプレミス環境を提供するデータセンター基本サービスに加え、データセンターのスペース契約のないお客さまにも、コネクティビティや本サービスのようなネットワークサービスを手軽に利用できる新たなサービス提供してまいります。
そして今後も、柔軟なコネクティビティを誇るサービス相互提供のプラットフォームとして、また、国内外のデータセンター間連携ネットワークを実現するグローバルハブとして成長することにより、お客さまが新たなビジネスを創出できる環境づくりを目指してまいります。
※1:NTP
Network Time Protocol。端末に内蔵されているシステムクロックをネットワークを介して正しく同期させるためのプロトコル。
※2:stratum
NTPサーバーの階層構造のこと。「stratum1」は最上位のNTPサーバーであり、原子時計やGPSの正確な時刻源から正しい時刻情報を得ている。 以下階層を降りるごとにStratumの値が増えていく。
※3:ATBeX(AT TOKYO Business eXchange)
アット東京のデータセンター内で各事業者が提供しているサービスの利用や企業システム間の相互連携など、
多様化する接続を効率的に提供するプラットフォームサービス。
※4:タイムサーバーシリーズアジャストモード
「うるう秒」実施の前から一定の割合で徐々に時間を遅らせる、または進ませることで「うるう秒」を分散
調整するモード。
以上
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