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(2020/3/30)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:Insta360 Japan株式会社
Insta360 Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:劉 靖康、以下Insta360)は、Insta360 ONE R 1インチ版を2020年3月28日から予約順に出荷開始します。
Insta360 ONE Rは、独自の交換可能なモジュール構造により、従来の高精度と高解像度の一眼撮影や創作自由度の高い360度撮影など、多くの可能性を1つのカメラに秘めています。Insta360 ONE R 1インチ版は、Insta360とLeica Camera AGの共同開発による、プレミアム1インチセンサーと優れた手ブレ補正を搭載した画期的なアダプティブアクションカメラです。
Insta360 ONE Rは1月のリリース以来、多くの人々の注目を集めてきました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、お客様をお待たせしてしまったことを大変遺憾に感じております。Insta360 ONE R 1インチ版の出荷開始を機に、よりInsta360 ONE Rを理解頂きますように開発の経緯等をご紹介します。
1. モジュール式アクションカメラの開発経緯を教えてください。また、Insta360 ONE Rをどのように位置付けますか。
JK(創業者): Insta360の製品を含め、テクノロジーは日々進化し、ものすごい速さでアップグレードしています。一般ユーザーとしては、最新で最高の製品を買いたい。ただその一方で、購入費用は抑えたい。この相反するニーズをどうしたら満たせるか色々悩んだ結果、モジュール式という結論に至りました。モジュール式ならレンズはもちろん、コア部分とバッテリも必要な部分だけ必要なタイミングで交換できるので、コストダウンできます。
360度レンズは撮影と編集を自由自在にし、存分にクリエイティブを発揮できます。4Kレンズは特定の物や人の撮影に最適です。画質、手ブレ補正、コンパクトさなどへの要求の高いプロカメラマンやクリエイター、Vloggerには、Insta360 ONE R 1インチ版がおすすめです。
ONE Rと他のアクションカメラの主な違いは、レンズ交換式という点以外では、アプリの使いやすさでしょう。AI編集などの機能を搭載することで、カメラに詳しくないユーザーでも手軽に楽しめるアクションカムに仕上がっています。
2. モジュール式設計は、開発段階において防水・落下耐性にどのような課題をもたらしましたか。また、どのようにその課題を乗り越えましたか。
Eric(Insta360 ONE R プロダクトマネージャー): 防水機能だけで、半年以上の時間を費やしました。数十種類の素材をテストし、ハードウェアの構造設計も8回ほど修正しました。一度失敗すると、すべて1からやり直さなければなりません。なかなか辛い経験でしたが、幸い結果が出て良かったです。各部品の全ての接合部にシーリング層を設計しました。5メートル以内であれば防水機能が作用します。
落下耐性については、マウントブラケットを設計しました。防水機能を強化しつつ、転落時にバラバラになるのを防止できます。またONE Rは三つの部分(コア、バッテリー、レンズ)で構成されます。落下しても衝撃が各部分に分散されるので、一体化設計よりも内部構造の損傷度合いを軽減できます。各部分をしっかり組み立て、損傷のリスクを軽減するために、ブラケットのご使用をお勧めです。
3. ONE Rはタッチスクリーン付きでプレビューできますね。リバーシブルスクリーンもしくは前後スクリーンを採用しなかった理由を教えてください。
Eric(Insta360 ONE R プロダクトマネージャー):実際のところは、レンズかコアを逆向きにすれば、スクリーンの向きを変えられます。このため、従来の概念でのリバーシブルスクリーンを採用しませんでした。また、リバーシブルスクリーン設計はカメラの厚みと内部構造、ひいてはアクション時の耐風性に影響を及ぼし、破損リスクも高まります。さらに、片側スクリーン設計はバッテリーの持ちや冷却機能に及ぼす影響も小さく済み、より長く使用できますので、現在のような設計にしました。
4. 今回Leicaとの共同開発について、具体的にどのように進めていますか。
Eric(Insta360 ONE R プロダクトマネージャー):中国とドイツの間には7時間の時差がありますが、私たちとLeicaのエンジニア達は24時間をフル活用し、開発と試験を交替で行い、カメラに関する問題や不足点については、適宜メールや電話で連絡を取っています。予想より上手く進んでいます。例えば、Leicaのドイツ本社の実験室には色彩調整室があります。ファームウェアアップデートの度にサンプル写真と映像を撮影し、Leica実験室に送ります。そして、試験画面に表示されている色が正確でクリアかどうかを確認してもらいます。こうやってLeica水準に達するまで、繰り返し作業を進めています。
5. ドローン版もリリースしましたね。開発の意図を教えてください。
Eric(Insta360 ONE R プロダクトマネージャー):実はInsta360 ONE X、Pro2などもドローンを取り付けられますが、画面にドローンが写り込みます。アフタサービスチームやECチーム、マーケティングチームは、エンドユーザーとのコミュニケーションを通して、「まるで自分が飛んでいるかのように、ドローンの写り込みをなくしたい」というユーザーのニーズに気付きました。そのレスポンスとして、ONE Rではレンズを二つに分け、上と下にレンズを一個ずつ、コア部分とバッテリーはバランスを取るために左右に取り付ける設計を採用しました。こうすることで、撮影後のステッチングでドローンの写り込みがなくなり、存分に空のパノラマ映像を楽しめるようになります。
ドローンはONE Rよりはるかに厚みがあるため、問題なくスティッチングするには、ドローンは被写体から5、6メートルほど離れている必要があります。そのため、スティッチングに関しては、実際の状況に応じて調整するリアルタイムダイナミックスティッチングアルゴリズムを使用して、スティッチングに必要な距離を大幅に削減できるようにしました。
6. 開発中で一番印象深いことを教えてください。
Eric(Insta360 ONE R プロダクトマネージャー):現時点では、ONE Rには3種類のレンズがあります。開発と設計は非常に複雑です。小さな調整でも全体に影響を与えますし、3つのレンズの構造は微妙に違いますので、非常に苦労しました。一番辛い時期はチームメンバー交替で二ヶ月間連続深夜3時ぐらいまで残業し、会社に泊まっていました。最初のデモ機が完成した後、プロモーション動画の熱気球のシーンを撮影しました。「男は簡単に涙を流さない」と言いますが、この映像を見た瞬間は思わず泣いてしまいましたね。
◆Insta360について
2014年に創業したInsta360は、全天球VRカメラで世界シェアNo.1を誇る、業界のリーディングカンパニーです。中国のシリコンバレーと言われる深セン発の企業として、アメリカ、ドイツ、日本、香港にも拠点を持ち、158以上の国で製品を販売しています。360度カメラ・アクションカメラ・VRカメラの新しい使い方を提案しつつ、利便性をさらに向上すべく、常に最新の技術を追い求めています。
Webサイト:http://www.insta360.com/
Facebookアカウント:https://www.facebook.com/Insta360Japan/
Twitterアカウント:https://twitter.com/Insta360Japan
Instagramアカウント:http://www.instagram.com/insta360/
YouTubeチャンネル:http://www.youtube.com/insta360
【本件に関する問い合わせ先】
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担当者名:谷 暁晨
Email: pr.jp@insta360.com
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