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Arm、最新の「Arm Roadmap Guarantee」をはじめ、エンドポイントAIを加速させるIoTイニシアチブを発表

(2020/11/24)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:アーム株式会社

Arm、最新の「Arm Roadmap Guarantee」をはじめ、エンドポイントAIを加速させるIoTイニシアチブを発表


英Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市、以下Arm)はこのたび、Arm Flexible Accessの顧客・パートナーを対象とした最新の「Arm Roadmap Guarantee」をはじめ、エンドポイントAIを加速させるIoTイニシアチブを発表しました。

モノのインターネット(IoT)革命は未だ草創期といえますが、スマートフォン革命との間には、すでに1つの揺るぎない類似性が見られます。すなわち、どちらの革命もArmエコシステムが原動力となっていることです。IoT市場の可能性を活かし、解放し続けるため、Armテクノロジーを活用したIoTビジネスで主導的な役割を担い、広範なエコシステムと協力することは絶好の機会となります。

IoTのイノベーションを牽引し、普及を推し進めるために、Armは独自のポジションを確立しています。Armテクノロジーは世界人口の70%に利用されています。これは、30年前のArm設立から現在に至るまで、1,800億個ものArmベースチップを出荷してきた、パートナー企業に支えられています。さらに、この1,800億個のチップのうち、過去5年間に出荷されたチップの数だけで1,000億個を上回っています。


しかし、本当に重要なのは、こうした数字の先にあるものです。Armのテクノロジーは、スマートヘルスケアから遠隔監視、産業用ロボット、コネクテッドホームまで、多種多様で革新的、そして人々の生活を一変するアプリケーションの開発の基礎となっています。

IoTデバイスの開発、導入、収益化が、経済的価値でスマートフォン・エコシステムを上回るには、まだまだ多くの余地が残されています。そこでこのたび、Armは以下の最新情報を発表します。

Arm Flexible Access(*1)ポートフォリオにArm Cortex-M55とEthos-U55を追加し、エンドポイントAI機能を拡大
Arm Flexible Accessのお客様向けに、最新の「Roadmap Guarantee」を発表
多様なIoTエコシステムの潜在能力を解放するため、開発を簡素化するソフトウェア投資に注力

*1) https://www.arm.com/products/flexible-access

新たにArm Flexible Accessに製品を追加:エンドポイントAIをあらゆる人々に
エンドポイントAI(データ処理をローカルで行い、実用的な洞察を生み出すIoTエンドポイントデバイス)は今後、IoTから生み出される価値を増大し、IoT普及の原動力になると予想されています。その際、効率的でインテリジェントなエンドポイントAIの大規模導入を実現できる価格帯と消費電力枠を維持できるよう、Armが今年発表(*2)したのが、業界初のmicroNPUであるEthos-U55と、Cortex-M55マイクロコントローラです。そして最近も、同じ機能をより高性能帯にもたらし、microNPUの適応性をCortex-Aベースのシステムに拡大する製品として、Ethos-U65(*3)を発表しました。
*2) https://www.arm.com/company/news/2020/02/new-ai-technology-from-arm
*3) https://www.arm.com/company/news/2020/10/latest-npu-adds-to-arm-ai-platform-performance

エンドポイントAIの導入を加速するものとして、Arm Flexible Accessポートフォリオには、Cortex-M55とEthos-U55の両製品が追加されており、Flexible Accessのパートナー企業は、事前のライセンス費用を支払うことなく、これらの製品を自由に検証、実験、設計できます。

Flexible Accessパートナー向けの「Roadmap Guarantee」が新登場
2019年夏の提供開始以来、Arm Flexible Accessはスタートアップ企業からASICメーカー、大手半導体企業まで100社以上の革新的な企業に採用されています。さらに、採用企業の過半数は、今回新たにArmのシリコンパートナーになった企業です。

契約パートナーが増加の一途をたどる中、各社のIoTソリューションには長期的なロードマップが必要となります。パートナーがこうしたロードマップを安心して策定できるよう、ArmはFlexible Accessに「Roadmap Guarantee」を提供することで、プログラムをさらに進化させています。このRoadmap Guaranteeによって、以下が保証されます。

Arm Flexible Accessポートフォリオの対象製品となるCPUの提供は、5年間は継続
今後のCortex-M製品とEthos-U製品については、市場投入後、速やかにFlexible Accessに追加


ソフトウェア定義型のアプローチで、シンプルな運用とコラボレーションを継続
今回のFlexible Accessのアップデートは、シリコンパートナーに対し、ArmのエンドポイントAIのIPをより幅広くもたらすだけでなく、ソフトウェア開発者のエコシステムにもメリットとなります。Arm製品のソフトウェア開発を限りなくシームレスでシンプルな体験にするため、Armではかつてないほど力を注いでいます。クラウドネイティブなデータセンターのサービス指向型アーキテクチャは、組み込みのエッジデバイスとエンドポイントデバイスの独特で多様なハードウェアと、噛み合っていません。そこでエコシステムとの協力を通じてArmが目指すのは、デバイスとOSの間で、多様で進化を続けるすべてのワークロードの移植、保守、容易な導入を保証すると同時に、あらゆるクラウドサービスとのシームレスな接続を実現することです。

そのため、標準規格ベースのオープンなイニシアチブとして、Armのセキュアなエッジエコシステムを対象に、クラウドネイティブのソフトウェア体験を実現する「Project Cassini」のような取り組み(*4)を推進しています。このほか、マイクロソフトなどのパートナー各社との協業を拡大(*5)することで、統合型の容易なAI体験を実現しており、開発者は、Armベースのシリコンを対象とした、Azureベースの共通の統合型ツールチェーンを導入できます。
*4) https://community.arm.com/developer/ip-products/processors/b/processors-ip-blog/posts/project-cassini-ensuring-a-cloud-native-experience-for-secure-edge
*5) https://www.arm.com/blogs/blueprint/arm-microsoft-ai

ArmはIoT開発者の支援に向けた投資を継続する一方、私たちのシリコンパートナー・エコシステムによる作業も、すでに膨大な量が進んでいます。例えば、ルネサスは最近、GoogleのTensorFlow Lite向けに(Cortex-Mベースの)マイクロコントローラのサポートを拡大すると発表(*6)しました。これにより、スマートホームや産業オートメーション分野のモーター制御や予測保守などの用途に対応したTinyMLベースのソリューションが実現します。
*6) https://www.renesas.com/br/en/about/press-center/news/2020/news20201028.html

今後の展望
Armテクノロジーが実現したスマートフォン革命によって、テクノロジーの活用方法は恒久的に変化しましたが、IoT革命には、さらなる変化が求められます。人々のあらゆる行動を通じ、より良い生活を実現するため、IoTは重要な役割を担います。スマートフォンのイノベーションに関して、Armでは高い目標を課し続けていますが、人々の生活を一変させるIoTのイノベーションと無限の可能性に向けてArmエコシステムが一つになって実現する未来には、高い目標や限界などありません。

Armについて
Armのテクノロジーは、コンピューティングとデータによる革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れたプロセッサ設計とソフトウェアプラットフォームは、1,800億個以上のチップを通じて高度なコンピューティングを実現してきました。Armのテクノロジーは各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、あらゆる製品をセキュアにサポートしており、世界人口の70%以上に使用されています。Armは現在1,000社以上のパートナーとともに、チップからクラウドまで、AI駆動のコネクテッド社会の中核となるコンピューティングのあらゆる分野において、設計、セキュリティ、管理を支えるテクノロジーの最先端を担っています。

全ての情報は現状のまま提供されており、内容について表明および保証を行うものではありません。本資料は、内容を改変せず、出典を明記した上で自由に共有いただけます。ArmはArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。(C) 1995-2020 Arm Group.

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※ ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

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