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(2021/1/13)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:ボッシュ株式会社
アナログな先進運転支援システム(ADAS)再調整作業をデジタル化幅広い種類のメーカー、車種のカメラ・レーダーにも対応
今注目される新しい自動車整備、ADASのカメラやレーダーなどの「基準点」をシステムに正確に認識させるADASエーミング作業
煩雑なADASエーミング作業を、デジタル画像認識技術採用のボッシュ「DAS3000」がより効率的で正確に
幅広い種類のメーカー、車種とセンサーに対応しビジネス拡大が可能
東京ーボッシュ株式会社 (代表取締役社長:クラウス・メーダー 以下 ボッシュ)はこのたび、自動車整備業界初となるデジタル画像認識技術を採用した整備機器「DAS3000」を12月7日に発売しました。近年90%以上※2の新車(乗用車)に搭載されている先進運転支援システムのカメラやレーダーなどのセンサー類は、高精度の再調整作業(以下、「ADASエーミング作業」)を必要とし、昨年、新しい整備制度に加えられました。しかし、その作業方法はアナログな測定作業も多く、さらに車種やカメラ・センサーの種類によって手法が異なるため、作業時間が長くなり、また人的ミスが起きる可能性もあります。ボッシュの「DAS3000」は、業界初デジタル画像認識技術採用により、これらの煩雑な作業をデジタル化し、効率的で、高精度なADASエーミング作業を実現します。また、幅広い種類の車種やセンサーにスムーズに対応するため車両整備・修理のビジネスの幅を拡大することが可能です。
近年普及が進む自動ブレーキや、レーンキープアシストなどをはじめとするADASは、単眼・複眼カメラやミリ波レーダーなどが検知した情報をもとに作動しているため、車のセンサーに「基準点」を正確に認識させるADASエーミング作業は車の安全にも影響します。※3そのため昨年4月には、このADASエーミング作業を含む新しい車両整備制度が施行されました。この作業では、まず「ターゲットボード」と呼ばれる的を、車両に対して正確に配置する必要があります。しかし、これらは現在、巻尺やレーザー距離計を使用して床へのマーキングを行うなど、多くのアナログ作業により行われています。 さらに、メーカーや車種によりカメラやレーダーの種類、位置、調整方法、基準が異なるため、ADASエーミング作業を伴う修理・整備は作業効率の低下、また担当者や不適切な作業環境に起因する作業ミスの可能性が課題となっています。
今回、世界トップクラスの自動車システムサプライヤーとして国内外の次世代自動車開発にも携わるボッシュが発売した車両整備機器「DAS3000」は、業界初※1、デジタル画像認識技術を採用しており、本体に搭載されたカメラによる高精度な距離・角度計測により「基準点」の位置決めを短時間で正確に行います。また、専用ソフト「Bosch ADAS Positioning」では、車種ごと異なる作業ガイド(アクセサリー機器、車両の中心線に対するガイド等)をソフトウェア上で作業者に案内するため、煩雑なアナログ作業を削減し高精度かつ高い作業効率を実現します。さらに、「DAS3000」は近年増加しているナイトビジョン・サラウンドビューモニター・LiDARなど幅広いセンサーのエーミング作業への拡張への可用性も考慮されており、車両整備・修理のビジネスの幅を拡大する事が可能となります。
ボッシュは、先進運転支援システム(ADAS)の普及に伴い大きく変化する車両整備の現場を5つのトータルソリューション(工場監査・認定トレーニング・ツール・作業エビデンス・ホットラインサービス)でサポートしています。今回発売した「DAS3000」により強化されたボッシュのソリューションは、新たにADAS 車両整備を検討している整備工場をよりスムーズで安全にサポートします。
※1 2020年12月現在自社調べ
※2 2020年現在
※3 国交省 自動車整備技術の高度検討会 「中間とりまとめ」より
ボッシュ ADASエーミング機器「DAS3000」
ボッシュ 「DAS3000」を使用した作業風景
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