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(2021/2/26)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:アートスパークホールディングス株式会社
アートスパークグループのカンデラは、カスタマイズされたハプティック(触覚)ハードウェアソリューションのエキスパートであるnext system Vertriebsges.m.b.H社(以下:next system社 ウィーン/オーストリア)と、ディスプレイテクノロジーのリーディングカンパニーのDATA MODUL AG社(以下:DATA MODUL社 ミュンヘン/ドイツ)と協働で、直感的なタッチフィードバック技術をサポートする革新的なHMIソリューションを開発しました。
このソリューションは、産業、船舶、医療などのアプリケーション分野でさまざまなユースケースがあり、視覚に障がいのある方をサポートする触覚ピンパッドも含まれています。 カンデラは、この革新的なハプティクスHMIを2021年3月1日~5日にオンラインで開催される「Embedded World 2021」にて発表します。さらに、本イベントの出展者フォーラムにおいて、カンデラのプロダクトマネージャー David Aberlが「次世代のHMI開発ツール」について講演します(3月2日午前11時25分(日本時間:同日午後7時25分))。
人間の感覚の階層に関するいくつかの研究の結果、触覚は視覚、聴覚に次いで最も重要な感覚の一つとして挙げられています。そのため、触覚刺激の伝達が強化されることで、私たちの現実世界に加え、人工的な世界も豊かにできると考えられています。ハプティクス技術やタッチフィードバック技術をディスプレイやタッチスクリーンに組み込むことは、決して近未来の話ではなく、すでに自動車、産業、医療など多くの分野で活用されています。これらの直感的な操作コンセプトを静的デバイスに追加することで、標準的であったUIソリューションが、感触の備わったHMIへと変貌を遂げます。
これらに基づき、カンデラ、next system社およびDATA MODUL社は、直感的でハプティクス技術を駆使したタッチスクリーンをサポートする「マルチシーンHMIソリューション」を作成するため、各社それぞれが持つ専門技術を融合させました。その結果、最先端のHMIデザインと、強化されたハプティクス技術が組み合わせられ、非常に知覚に優れたユーザーインターフェースが誕生しました。
ディスプレイやデバイスからの直感的なタッチフィードバックは、もはや自動車業界だけのものではなく、産業、医療、エンターテインメント、その他多数のアプリケーション分野で注目されています。その中でも、カンデラ、next system社、DATA MODUL社は、採掘ショベル用の2D/3Dのユーザーインターフェース、海洋地図、超音波制御ユニット、クレジット端末や周辺機器のためのピンパッドなど、さまざまな業界での異なるユースケースに焦点を当てました。右画像のピンパッドは、デバイスから受け取る触覚フィードバックや音声を活用したUIにより、視覚に障がいのある方をサポートしています。
これらのユースケースはすべて、カンデラのHMIデザインツール「CGI Studio」を使用して作成されています。カンデラの強力なレンダリングエンジンは、鮮明なグラフィック表示にとどまらず、3D要素やアニメーションを駆使した高性能な表現が可能です。「CGI Studio」の自動化されたワークフロー、すぐに使用できるHMIコントロール、統合されたステートマシン、中でも「CGI Studio」の注目機能であるAIベースの「Smart Photoshop Importer」は、複数のシーンで使用される多数の画像やアニメーションを使用したHMI開発において、従来数ヵ月を要していたところ、わずか数週間で行うことが可能です。
next system社は、ハプティクスタッチソリューションのエキスパートとして、いくつかのアプリケーションに対応した最先端のハプティクスタッチソリューションを作成することを目標としていました。この度、カンデラのHMIソリューションと融合することでnext system社の革新的なハードウェア技術は、更なる飛躍を遂げました。この度発表したデバイスには、静電およびピエゾ技術(指がタッチパネルに触れると同時に振動を伝える技術)に基づく触覚フィードバックをサポートする2つの10.1インチ(約25cm)のタッチスクリーンが備わっています。その両画面ともに、フォースセンス(ユーザーインターフェース上にユーザーが与える力の測定)が搭載されており、高品質なユーザーエクスペリエンスを確保しています。このように、統合されたハプティクスタッチソリューションは、ほぼすべてのタッチアプリケーションに適用することができます。
next system社のディスプレイ&ハプティクスソリューション担当プロダクトマネージャーのMichael Nussbaumer氏は次のように述べています。「next systemは、この非常に多用途なプロジェクトを短期間で実現するための完璧なパートナーとして、HMI UIデザインのスペシャリストであるカンデラに出会いました。それにより、シーン、画面、機能を迅速に作成し、ターゲットハードウェア上に統合することが可能となりました。両社の協力により、プロジェクト全体を迅速かつコスト効率よく実行することができたのです。」
一方、DATA MODUL社は、投影型静電容量式タッチユニット「SITO」の最新バージョンをはじめとした、特別仕様のカバーガラスを提供しています。さらに、同社のディスプレイエキスパートが、タッチ調整とTFT(Thin Film Transistor)駆動のための微調整を担当しました。すべてのコンポーネントを含むこのセットアップにより、カンデラのHMIとnext system社のハプティクスタッチソリューションの完璧な統合が実現しました。
next system Vertriebsges.m.b.H社
next system Vertriebsges.m.b.H社はオーストリアを拠点とし、モーター、組み込みコンピュータ、ディスプレイ&タッチ、医療ソリューション、ハプティクスタッチソリューションの分野でソリューションと製品を提供しています。厳選されたメーカーとの長年にわたるパートナーシップ、熟練された技術的ノウハウ、そしてお客様への強い理解が成功の基盤となっています。
DATA MODUL AG社
DATA MODUL AG社は、ディスプレイ、タッチ、組み込み、モニター、パネルPCソリューションを提供する世界有数の専門プロバイダーです。1972年に設立されて以来、一貫して、ディスプレイ技術のための最先端オーダーメイドの完全なソリューションをお客様に提供するという目標を追求してきました。ディスプレイ、タッチスクリーン、組み込みソリューションの広範な販売ポートフォリオと、より革新的な自社開発により、独自のモジュール製品のポートフォリオが完成しました。
カンデラは組み込みソフトウェア開発における21年の実績と幅広い顧客ベースのもとに、機能豊富でカスタマイズ可能な製品を提供しています。今後もHMIのニーズに沿ったソリューションを提供するために、ユーザーおよび業界パートナーと緊密に協力していきます。
5,000万台にも及ぶ搭載実績を持つ HMIソリューション
https://www.artspark.co.jp/candera_interview/
カンデラについて
カンデラは、自動車および様々な産業における世界の顧客向けの主要なHMIツールプロバイダーであり開発パートナーです。主にHMI開発および組み込みソフトウェアの分野におけるソフトウェアサービスの提供と、CGI Studioツール環境でお客様をサポートしています。Candera GmbH(オーストリア/リンツ)と、カンデラ ジャパン(東京/新宿)は、どちらもアートスパークホールディングス(東京/新宿)のグループ会社です。
Candera GmbH:https://cgistudio.at/ja/
カンデラ ジャパン:https://www.canderajp.co.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/canderacgistudio/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCZyzdK8yFY52Ot-SvaGkM_A
Twitter:https://twitter.com/CanderaGmbh
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/candera-cgistudio/
お問い合わせ先
株式会社カンデラ ジャパン 広報担当 原田 洋子
〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-15-7 パシフィックマークス新宿パークサイド2F
e-mail:press@artspark.co.jp
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