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(2021/5/11)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:ドローン・ジャパン株式会社
~グローバルに展開しているドローンのオープンソースソフトウェアArduPilotによる開発を日本からサポートしているランディ・マッケイ氏とドローン・ジャパンが、「開発・実証支援」する事業を開始
<ランディ・マッケイ インタビューVIDEO:https://youtu.be/2CDttapr_Q0>
ドローン・ジャパン(株)*(1)(所在地:東京都千代田区 代表取締役:勝俣喜一朗)は、JapanDrones(株)*(2)(所在地:長野県軽井沢町 代表取締役:ランディ・マッケイ)との協働事業として5年間(2016年5月より2021年5月)ドローンエンジニア人財育成事業「ドローンエンジニア養成塾」*(3)を催行、ArduPilot *(4)エンジニア350名を養成してきました。
ドローン・ジャパンとJapanDronesは、ドローンオープンソースソフトウェアArduPilotのグローバルリードエンジニアであるランディ氏をヘッドにこれまで養成してきたエンジニア人財とともに、国産ドローン・ローバー・ボートなど自律制御ロボットの開発需要の高まりに応え、グローバル展開も見据えたArduPilotを採用・活用する事業者の「開発・実証支援」する合弁会社「アルデュエックス・ジャパン(株)」を本日設立します。
1. アルデュエックス・ジャパン設立の背景/目的
ドローン・ローバー(地上走行)・ボート・サブマリンなど自律制御移動型ロボットにオープンソースを採用し搬送、点検、監視、調査などの業務で活用する需要が昨今非常に高まっています。
その技術中核となるArduPilotを採用する機体製造事業者・サービサー・利用事業者向けに、ランディ・マッケイ氏とドローン・ジャパンが中心となり、これまでArduPilotエンジニア養成塾を通じ技術習得した秀逸なエンジニア人財とともに開発・実証支援する事業を開始することにしました。
2.アルデュエックス・ジャパンの事業内容
2-1.各環境に応じた機体制御の開発実証支援
空・陸・水上・水中、及び、屋外・室内の環境に応じた自律型移動型ロボットの各々の課題に対しての機体制御の開発・実証支援をします。
<主な開発支援技術>
ー 自己位置推定
自律移動プロセスにとって始点となる自己位置推定(EKF:Extended Kalman Filter<拡張カルマンフィルタ>)の機体制御の適正化
ー 衝突回避
各機体や環境、目的に応じた衝突回避の実装
ー 非GPS環境での制御
各機体や環境、目的に応じたGPS・GNSSを利用しない機体制御の実装
ー 陸上走行・水上航行の安定的なナビゲーション
陸上型・水上型自律型移動ロボットに特化した安定性や精度を高める機体制御
ー 機体セキュリティ対策
乗っ取りなどの機体制御に関わる機体・送信機のセキュリティ実装
ー 冗長化対策
フライトコントローラー・電波・電源などの冗長化実装
2-2.機体安定化のための機体チューニング支援
各機体の挙動安定のための各種パラメータの設定およびチューニング支援をします。
(尚、アルデュエックス・ジャパンがArduPilotドローンの機体開発・販売はしません。)
3.ドローン・ジャパンのアルデュパイロット事業について
3-1. 研修・企画コンサルティング
機体制御・機体管理など機体に関する安定化や機能強化、ユーザビリティの向上など機体開発の企画、ロードマップ、優先順位など、個別研修・コンサルティングを提供します。
3-2.モバイルネットワーク(SIM)活用関連の開発支援
より緩和されたモバイルネットワークの上空利用活用関連の実装・実証実験を支援します。
3-3.機体管理関連の開発支援
テレメトリー(機体状態管理)や機体使用状況などの管理関連のクラウドおよびアプリケーションの開発支援をします。
3-4. ログ解析
トラブルや不安定な状態における機体のログ解析およびその報告をします。
上記2.3.の事業により、ArduPilotを採用する機体製造事業者・サービサー・利用事業者への開発支援を通じ、ドローン業界のイノベーション創出を図ってまいります。
<*(1)~(4)の説明>
(1)ドローン・ジャパン株式会社 http://www.drone-j.com/
2015年12月に設立。『ドローンに関するコンサルティング事業』、『ドローンを活用した“精密農業サービス”事業』、および『ドローンソフトウェア技術者育成事業』の3つの事業を柱に、ドローン業界黎明期のベンチャーとして事業展開中。
■春原久徳(ドローン・ジャパン (株)取締役会長)
(一社)セキュアドローン協議会 会長、(一社)ドローン自動飛行開発協会 代表理事。
三井物産のIT系会社で12年を経て、日本マイクロソフトで12年、PCやサーバーの市場拡大に向けて、OEMメーカーとの戦略連携を担当。 2015年に、ドローン・ジャパン株式会社を代表勝俣とともに創業・設立。現在、「ドローンエンジニア養成塾」の企画、ドローンを活用するための「ドローンコンサルティング」を通じて各業界事業者のドローン新規事業の立ち上げをしている。
インプレス社発行「ドローンビジネス調査報告書」を2016年より毎年執筆、翔泳社発行「ドローンプログラミング」執筆、その他多数のセミナー・執筆活動をしている。
(2)Japan Drones株式会社 http://www.japandrones.com/
各種ドローン・ローバー・ボートの関連商品・サービスをEコマース通じ販売している。また、世界各国数多くのドローン製造事業者からの依頼を受け、ArduPilotを活用したドローン・ローバー・ボートなどの自律制御ロボットのテスト開発をおこなっている。
■ランディ・マッケイ(Japan Drones株式会社 代表取締役社長)
世界屈指のドローンソフトウェアエンジニアであり、ArduPilotのリードエンジニア。クレディ・スイス、バークレイズ、HSBC、JPモルガンのソフトウェアエンジニアとして金融セキュリティシステムの構築、開発、メンテナンスを担ってきた。2012年、ドローンオープンソフトウェアエンジニアとして一念発起し転身、JapanDronesを創業・設立。 様々なドローンの技術を産み出し、世界のドローン業界の新たな技術創造・革新に大きな貢献をしている。
(3)ドローンエンジニア養成塾 https://www.drone-j.com/ades
各産業においてドローン利活用シーンに現状不足、多大な需要が出てきているソフトウェア開発・カスタマイズを担えるドローンエンジニアを教育・輩出している。(2021年5月11日現在:350名)
座学セミナー・自動自律ドローンプログラミング・ドローン機体の自作製作・フィールドトレーニングを通じ、高度な業務活用に使えるオペレーションおよび開発ノウハウを「 ArduPilot 」で習得できる教育事業。 各種業務における実践的なドローンの技術体系、特にドローンソフトウェアのフレームワークと開発技術を習得する機会を提供している。
(4)ArduPilot https://ardupilot.org/
ドローンオープンソフトウェアエンジニア間のグローバルコミュニティ。オープンソースエンジニア間の協働により、機体開発・最新コード・開発者向けToolを提供。インテル・パロット・イームズロボなど様々なドローンメーカー・各種事業者が新機体・ソリューション開発に採用・活用している。
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