ウロリチン検査「リペアチェック」共同開発

～細胞の再活性化が期待される「ウロリチンA」の体内量を測定する郵送検査で株式会社ヘルスケアシステムズと協業～


株式会社ダイセル(本社：大阪市北区）は、名古屋大学発ベンチャーの株式会社ヘルスケアシステムズ（本社：愛 知県名古屋市、以下、ヘルスケアシステムズ）と、一般消費者および健康食品メーカー等に向けて、ウロリチン検 査キット「リペアチェック」を共同開発しました。
「リペアチェック」は、細胞を再活性化するウェルエイジング素材として注目される「ウロリチンA」を簡便かつ迅速 に測定することができる尿検査キットです。「ウロリチンA」が体内で産生出来ているかを調べることで、その人の体 質に合うパーソナライズな健康対策をとることができます。


■ウロリチンAとは
「ウロリチンA」は、ザクロなどに含まれるポリフェノール・エラグ酸が腸内細菌によって代謝されてつくられる物質 の一つで、オートファジー※1 やサーチュイン遺伝子※2 の活性化などにより細胞を再活性化するウェルエイジング素材として注目されています。最新の研究では、皮膚の老化を防ぐ可能性が報告されており※3 、しみ、そばかすの原因となるメラニンを産生抑制することによる美白効果や、男性型脱毛症（AGA）の原因物質の生成抑制効果などが あることがわかってきました。エラグ酸はザクロやナッツなどに多く含まれ、食品として摂取した後に腸内代謝され 「ウロリチンA」が産生されます。その産生能力には個人差があり、その恩恵を受けるには自身の産生能力を知ることが重要です。
※1 オートファジーとは、細胞の自浄作用のことで、古くなった細胞内組織を自身で回収して分解すること。 細胞の恒常性を保ち、新陳代謝を促します。
※2 サーチュイン遺伝子とは、長寿に関する遺伝子として報告されている遺伝子群のこと。
※3 Z. Chong et al., J. Funct. Foods, 2019, 54, 119-127.

■開発の背景
ユーザー個々人に合った商品を提案するパーソナライズ製品の需要が高まる中、尿や唾液などで身体の状態を評価するバイオマーカーを用いた生体データの活用に関心が寄せられています。コロナ禍における在宅を中心としたライフスタイルの変化から、自宅で簡便に検査できるような手法が模索されてきました。
ヘルスケアシステムズは、食習慣や美容など一般消費者の関心が高く、未病領域に特化した郵送検査サービスを多数展開しています。
本検査キット「リペアチェック」は、ヘルスケアシステムズが独自に開発した測定技術を用い、同社との共同開発で生まれた製品であり、これまでできなかった「ウロリチンA」の産生量を手軽に測定することで一人ひとりの体質にマッチした健康づくりに役立てることができます。

■製品特長
１.自宅に居ながら簡単手続き
検体となる尿を採取し、封筒に入れてポストに投函していただくだけです。測定結果は約1週間後にオンライン で受け取れます。
２.全国平均と比較できる
尿中の「ウロリチンA」の値を全国平均との比較し、レベルを4段階で判定します。
３.自分にマッチした「ウロリチンA」を意識した生活習慣を見つける
測定結果から、ご自身にとってのベストな生活習慣を選ぶことが出来ます。

■製品概要





■今後の展望
当社とヘルスケアシステムズは、本検査キットを広くご活用いただけるように「ウロリチンA」の機能に関する研究 を進め、その研究成果をもとに人々の健康づくりに貢献する製品、サービスの提供に努めてまいります。

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情報提供元：PRTIMES
本リリースの掲載元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000035577.html