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「LEXUS DESIGN AWARD 2018」新たな審査員を発表―建築家デイヴィッド・アジャイ氏が参加―

(2017/9/25)

カテゴリ:イベント

リリース発行企業:Lexus International

「LEXUS DESIGN AWARD 2018」新たな審査員を発表―建築家デイヴィッド・アジャイ氏が参加―

LEXUSは、全世界の次世代を担うクリエイターを対象とした国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD 2018」の審査員として、著名な建築家デイヴィッド・アジャイ氏を新たに迎えることを発表した。


アジャイ氏は、2016年にマサチューセッツ工科大学が芸術分野における優れた功績を称えるマクダーモット賞を受賞したほか、2017年にはエリザベス女王よりナイト爵を授与されている。また、TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれるなど、全世界で注目を集めている。代表的な作品は米国・ワシントンD.Cの「国立アフリカ系米国人歴史文化博物館*1」。

アジャイ氏をはじめとする審査員が選ぶ「LEXUS DESIGN AWARD 2018」の入賞12作品は、イタリア・ミラノで開催されるミラノデザインウィーク2018*2の LEXUS会場に展示予定。入賞作品のうち、4作品の受賞者は審査員から直接のフィードバックを受けられるほか、メンターシップにより世界的クリエイターと協力しながらプロトタイプを制作。受賞者にはプロトタイプ制作費として、最大300万円を支援する。受賞者は、自身の作品について
プレゼンテーションをミラノデザインウィーク2018のLEXUS会場で行い、最終審査を経てプロトタイプ4作品の中から「LEXUS DESIGN AWARD 2018」の頂点となるグランプリ1作品を決定する。

【デイヴィッド・アジャイ氏コメント】
「LEXUS DESIGN AWARDは、世界中の若手デザイナーがより良い未来を形作るための素晴らしい土壌を提供しており、今回その一員としてサポートができることを非常に光栄に思っています。21世紀は協力・協調の精神や既成概念にとらわれないことが、これまでにないほど大切な時代であり、今回のテーマ“CO-*3(共)”には、強く共感しています。」

LEXUS DESIGN AWARDは豊かな社会とより良い未来を創造する革新的な“DESIGN”とアイデアを生み出す気鋭のクリエイターの育成・支援を目的に2013年に創設された国際デザインコンペティション。世界的に著名な審査員が応募作品を審査し、受賞者には様々な分野で才能を高く評価されている若きクリエイターとのメンターシップが提供されることで注目を集めている。通算6回目を迎えた今回は、テーマを“CO-(共)”とし、現在作品を募集中。応募は公式サイト(https://lexus.jp/brand/lexus-design/design_award/)で受け付けており、締め切りは2017年10月8日(日)としている。

*1. 米国・ワシントンD.C.で2016年に開館したスミソニアン協会の博物館。アフリカ系米国人の歴史を展示しており、建物はナイジェリアの先住民族であるヨルバ人の冠をモチーフとしている。
*2. イタリア・ミラノで行われる世界最大のデザインエキシビション。家具メーカーやファッションブランドが独自性をアピールする様々なイベントを開催。ミラノサローネとも呼ばれる。 2015年のインスタレーション「LEXUS – AJOURNEY OF THE SENSES」は、公式コンペティション「Milano Design Award Competition」において、「Best Entertaining賞」を自動車会社として初めて受賞するなど高い評価を受けた。
*3.「複数の要素を融合させ、その相乗効果により、既成概念や限界を越えて新しい価値を生み出す」LEXUSの思想。

■審査員/メンタープロフィール
審査員:


デイヴィッド・アジャイ(David Adjaye) / 建築家
タンザニア生まれ。建築材の独創的な使用や高度な彫刻能力を活かし、芸術家としての感性とビジョンに富んだ建築家として高く評価されている。2000年に自身の事務所アジャイ・アソシエイツを設立。同氏が手がけたプロジェクトの中で5億4000万ドルと最大の規模を誇るスミソニアン協会国立アフリカ系米国人歴史文化博物館は、2016年秋にワシントンD.C.のナショナル・モールにオープンし、カルチャー・イベント・オブ・イヤーとしてニューヨーク・タイムズにも掲載された。2017年には、エリザベス2世によって大英帝国勲爵士(ナイト)に叙任され、TIME誌の「20
                      17年、世界で最も影響力のある100人」のひとりとして紹介され
                      た。


坂 茂(Shigeru Ban) / 建築家
1957年東京生まれ。84年クーパー・ユニオン建築学部(ニューヨーク)を卒業。85年、坂茂建築設計を設立。95年から国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)コンサルタント、同時に災害支援活動団体 ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク (VAN)設立。主な作品に、「ポンピドー・センター・メス」、「大分県立美術館」などがある。これまでに、フランス建築アカデミー ゴールドメダル(2004)、日本建築学会賞作品部門(2009)、フランス国家功労勲章オフィシエ(2010)、オーギュスト・ペレ賞(2011)、芸術選奨文化部科学大臣賞(2012)、フランス芸術文化勲章コマンドゥール(2014)、プリツカー建築賞(2014)、JIA日本建築大賞(2016)など数々の賞を受賞。2015年9月より慶応義塾大学環境情報学部特別招聘教授に着任。



パオラ・アントネッリ(Paola Antonelli) / MoMA シニアキュレーター
1994年よりニューヨーク近代美術館(MoMA)勤務。現在、研究開発部門責任者であると同時に、建築、デザイン部門のシニアキュレーター。展覧会のキュレーション、執筆、講演会など世界中で活躍。カリフォルニア大学ロサンゼルス校、ハーバード大学院デザイン科、ニューヨークのデザインスクール「MFA Products of Design」で教鞭をとる。デザインが世界に好影響を与えることが普遍的な理解として浸透することを目的に活動。デザインや建築、科学技術の領域も含め日々の生活の中でデザインが与える影響を調査している。近況では世界を変えた111の衣装「Design Bites,」を開催。



バーギット・ローマン(Birgit Lohmann) / デザインブーム編集長
ハンブルグ生まれ。工業デザインをフィレンツェで学び、1987年よりミラノを拠点に 活動。イタリアを代表する建築家やデザイナーと共にデザイン、製品開発を行う。イタリア司法省や国際的なオークションハウスで働くと共に、世界中の著名大学で工業デザインの講演を行っている。1999年にdesignboomを共同創設し、現在は編集長、教育プログラム代表、エキシビションキュレーターとして活動。


アリス・ローソーン(Alice Rawsthorn) / デザイン評論家
ニューヨーク・タイムズで長年執筆を続けるデザイン評論家。毎週発信のデザイン・コラムは世界中のメディアで掲載。TEDや世界経済フォーラムなどの世界的なイベントでデザインについて講演を行う。ロンドンを拠点に活動しホワイト・チャペル・ギャラリー、マイケル・クラーク舞踊団の主任評議員、チャイセンヘール・ギャラリーの主任評議員を務める。近著はデザインが私達の生活に与える影響についての“Hello World: Where Design Meets Life”(ハーミッシュ・ハミルトン刊)、また、現代のデザイン概論として” A Field Guide to Design”の出版を2018年に予定している。



澤 良宏(Yoshihiro Sawa) / Lexus International President
京都工芸繊維大学意匠工芸学科卒業。1980年入社。カローラなどの小型車外形デザインを担当。米国駐在、内外装デザインを経て、異色のデザイナー出身チーフエンジニアとして、アイゴの開発を担当し、2016年には常務役員、2017年4月にLexus International Presidentに就任。


メンター:


フォルマファンタズマ(Formafantasma) / デザイナー
フォルマファンタズマ(Formafantasma)は、オランダ・アムステルダムに拠点を置くイタリア出身デザイナーのアンドレア・トリマルキ(Andrea Trimarchi)とシモーネ・ファルジン(Simone Farresin)によるデザインチーム。主にマテリアルに関する実験を行ないながら作品を制作している。 フォルマファンタズマは、伝統文化と地域文化との関係、サステナビリティへのクリティカルなアプローチ、そして文化の源泉としてのオブジェクトの重要性などを常に探求している。クラフトと産業、オブジェクトとユーザーを繋ぐことで、フォルマファンタズマは自身の実験的取り組みと幅広いデザイン産業をリンクさせ、世界中の様々な著名ブランドからのオファーを数多く受けている。彼らの作品は、国際的に高い評価を受けており、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館といった主要美術館のパーマネントコレクションとして所蔵されている。



藤本 壮介(Sou Fujimoto) / 建築家
1971年 北海道生まれ。 東京大学工学部建築学科卒業後、2000年 藤本壮介建築設計事務所を設立。 2014年 フランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞、2015年 パリ・サクレー・エコール・ポリテクニーク・ラーニングセンター国際設計競技最優秀賞につぎ、2016年Réinventer Paris 国際設計競技ポルトマイヨ・パーシング地区最優秀賞を受賞。 主な作品に、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013(2013年)、House NA(2011年)、武蔵野美術大学図書館(2010年)、House N(2008年)等がある。


(c) David Vintiner



リンゼイ・アデルマン(Lindsey Adelman) / デザイナ―
リンゼイ・アデルマン(Lindsey Adelman)はチューブやジョイントを組み合わせた、ユニークで美しいシャンデリアを製作するデザイナー。その作品は、世界中のデザイン誌に掲載され、人気を集めている。幼少期からものづくりに深い関心をよせており、インダストリアルデザインとの出会いがきっかけでロードアイランドスクールオブデザイン(RISD)に入学。その情熱を存分に発揮し、現在では自身の名を冠したスタジオをニューヨークとロサンゼルスにもつ。拠点とする二つのスタジオからは、光を操り、感情に訴えつつ物理的に空間に変革をもたらす照明器具が生み出されている。それぞれの歴史と意味が染み込んだ照明器具は、気取らずに周りの世界に色と、質感と、奥行きを与えている。

(写真: by Hans Neumann)


ジェシカ・ウォルシュ(Jessica Walsh) / デザイナー
デザイナー、アートディレクター、及びニューヨークを拠点とするデザイン事務所サグマイスター&ウォルシュのパートナー。世界中のクリエイティブ系カンファレンスや大学でデザインに関する講演を行い、ニューヨークのスクールオブヴィジュアルアーツで教鞭を取っている。作品は、Type Director’s Club、Art Director’s Club、SPD、Print、New York Festivals、D&AD、TDC Tokyo、そしてGraphisなど、世界的に有名な数々のデザイン賞を受賞している。フォーブス誌より「未来をデザインするトップクリエーター30アンダー30」に、アドエイジ誌より「ビジュアルクリエーターTop 10」に選出。作品は、多数の本や雑誌に掲載。クライアントに、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ユダヤ博物館、Jay-Z、スナップチャット、バーニーズ、ニューヨーク・タイムズ、Levis、Adobeなどを持つ。本として出版されたブログ「40 Days of Dating」は、1000万人以上の読者を集め、現在ワーナー・ブラザースが映画化に着手している。

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