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(2022/4/28)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:東大IPC
東大IPCはAOI1号ファンドから、東大関連ベンチャーで道路点検AIを開発する株式会社アーバンエックステクノロジーズに対して8,500万円の出資を決定しました。
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社は、東京大学ベンチャーで、車載スマホやドラレコで撮影した画像をAI分析し、道路の破損箇所を検知するシステム「RoadManager」を開発する株式会社アーバンエックステクノロジーズに対して、8,500万円の出資を決定しました。今回の出資は、ANRI、三井住友海上キャピタルとの共同出資となります。
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 大泉克彦、以下「東大IPC」)が運営するオープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合(以下「AOI1号ファンド」)は、東大関連ベンチャーで道路点検AIを開発する株式会社アーバンエックステクノロジーズ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:前田紘弥、以下「UrbanX」)に対して、8,500万円の追加投資を行うことを決定しました。
今回の出資は、ANRI株式会社(本社:東京都渋谷区、代表 佐俣アンリ)、三井住友海上キャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 石上 壽一)との共同出資となります。
道路点検AIによって、正確かつ効率的なメンテナンスをサポート
UrbanXは、都市が抱える様々な問題をデータ×AIの力で解決し、都市インフラをアップデートし、全ての人の生活を豊かにすることを目指しています。第一弾の事業として都市インフラの要となる道路におけるビジネス化を開始し、これまで多くの自治体で行われていた車上からの目視による道路損傷確認業務をAI(人工知能)に置き換え、正確かつスピーディな道路損傷箇所検出を行うRoadManagerを展開しております。
自治体等が実施する道路メンテナンスの点検方法は、主に高額な専用点検車両の使用や専門職員の目視による確認等がありますが、これらでは総延長120万kmにおよぶ全国の道路を十分に点検することができず、計画通りに維持管理することが困難な状況です。また、日本だけでなく世界先進国において、高度成長期に次々と建設・整備された社会インフラの老朽化が急速に進んでおり、予防保全による安全の確保と費用削減は世界共通の課題テーマとなっています。
車載スマホやドラレコで撮影した画像をAI分析し、道路の破損箇所を検知するシステムRoadManagerを開発、現在まで30以上の自治体で実証実験を行ってきました。2022年4月には東京都、神奈川県など関東の主要都道府県で本格導入が開始されました。
さらに、2020年9月より、三井住友海上火災保険株式会社(以下、「三井住友海上」)との実証実験を開始し、三井住友海上の専用ドライブレコーダーに、UrbanXのAIによる画像分析技術を搭載し、2021年12月に「ドラレコ・ロードマネージャー」として商用サービスを開始しております。
道路付属物のメンテナンス支援も展開、しなやかな都市インフラ管理を支えるデジタル基盤を目指す
また、この度の資金調達より、車載スマホやドラレコで撮影されている道路以外の画像解析も進めます。電線や電柱、標識などの道路付属物の状況を検知するシステムを搭載することで、通信や電気等のメンテナンス支援を目指します。
東大IPCは第3回「東大IPC 1st Round」(※1)でUrbanXを会社設立前に採択し、会社登記から後述する三井住友海上との協業など様々なハンズオン支援を実施し、2020年10月にリード投資家として出資を行いました。同社の三井住友海上との連携による道路モニタリングサービスの事業展開及び、新事業開発を支援すべく、この度の追加投資を決定しました。
(※1)各業界のリーディングカンパニーがパートナー企業として参加する東大IPCが主催するコンソーシアム型のインキュベーションプログラム。
https://program.utokyo-ipc.co.jp/
<株式会社アーバンエックステクノロジーズ 代表取締役 前田紘弥 よりコメント>
既存株主のANRI様にリードいただき、既存株主の東京大学協創プラットフォーム株式会社様、新規株主として三井住友海上キャピタル様を迎えることができ嬉しく思います。2025年までのビジョン「しなやかな都市インフラ管理を支えるデジタル基盤をつくる」の実現に向けて事業を進めて参ります。
<東京大学協創プラットフォーム開発株式会社 パートナー水本尚宏 コメント>
前回のリード投資に続いて、フォローオン投資をさせて頂きました。前田さんとは会社設立の半年以上前から一緒に事業プランを考えてきた間柄で、報告を受けるたびに当時議論していた構想が形となっていくことを頼もしく感じておりました。これらの進捗が評価されて、本ラウンドをANRI様をリードとしてクローズできたこと、また1stRoundでの採択を切っ掛けに事業連携が実現した三井住友海上様を株主として迎えることができたことを非常に嬉しく思います。
日本のオープンイノベーション活動の発展寄与を目指すAOI1号ファンド
AOI1号ファンドは、東京大学周辺でのオープンイノベーション活動の推進を目的とし、「企業とアカデミアとの連携によるベンチャーの育成・投資」というコンセプトで2020年に組成されました。本ファンドでは、各業界のリーディングカンパニーと連携した新会社設立やカーブアウトベンチャー、および彼らのアセットを有効活用するベンチャーへの投資を通じ、新たな分野におけるオープンイノベーションの成功事例創出を目指します。
東大IPC は、今後も、東京大学周辺のイノベーション・エコシステムの発展およびそれを通じた世界のイノベーションを加速するため、ベンチャーキャピタルやオープンイノベーションを推進する企業との様々な連携を通じ、アカデミアの生み出す学術・研究成果を活用するベンチャーの創出、育成および投資を進めていきます。
株式会社アーバンエックステクノロジーズについて
概要 道路点検等、都市インフラのリアルタイムデジタルツインの構築
設立 2020年4月7日
所在地 東京都目黒区駒場4-6-1 駒場地区キャンパス連携研究棟(CCR棟)512
代表者 代表取締役 前田紘弥
URL https://www.urbanx-tech.com
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)について
概要 東京大学周辺のイノベーション・エコシステムの発展を目指す投資事業会社
設立 2016年1月
株主 国立大学法人東京大学(100%)
所在地 東京都文京区本郷7丁目3−1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261
代表者 代表取締役社長 大泉克彦
URL https://www.utokyo-ipc.co.jp/
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