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(2022/9/8)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:キヤノン株式会社
キヤノンは、業務用4Kディスプレイの新製品として“DP-V2730”を2023年2月下旬に発売します。
新製品は、現行機種(※1)からコア技術である高画質ディスプレイ用エンジン、高精度アルゴリズムおよびパネル・バックライトシステムを刷新し、基本画質性能を大幅に向上させた27型4K/HDRディスプレイです。放送・映像制作現場はもちろん、オフィスや自宅をはじめとするリモート環境などのスペースの限られた環境まで、幅広いシーンで4K映像の確認・編集が可能です。ユーザーから好評を得ている18型の「DP-V1830」(2022年2月発売)と同様に、HDR規格基準(※2)を満たす高画質シリーズ製品として、放送・映像制作において多様化するワークスタイルや映像制作ワークフローをサポートします。
■ 黒の表現力に優れた広色域・広視野角を実現
キヤノン独自の高画質技術により、最大・全白輝度1,000cd/m2を実現しながら、黒の表現力を強化したことで、明部・暗部の混在する映像でも高コントラストな映像表示が可能です。また、ITU-R BT.2020(※3)の色域を忠実に再現した映像表示も実現しています。視野角による輝度や色の変化を抑える独自の光学設計により、複数の人が同時にモニタリングを行うことができ、正確かつ効率的な映像確認をサポートします。
■ 多様化する制作環境に幅広く対応する27型サイズ
新製品は、24型の「DP-V2421」と比較して、画面サイズが約1.3倍広くなることで視認性が向上しています。同時に、本体サイズ差を幅約41mmに抑えたスリム設計(※4)を実現しており、スペースの限られる放送現場の中継車や副調整室での4K映像確認に好適です。さらに、映像制作現場においてもカラーグレーディングなどの映像編集用として使用されている30~32型ディスプレイよりも小型サイズであることから、オフィスや自宅などのスペースの限られた制作環境下での設置にも使用でき、多様化する編集スタイルに対応します。
■ HDR映像の輝度や色を数値で可視化できるHDRモニタリングアシスト機能などを搭載
現行機種においても好評のHDRモニタリングアシスト機能により、入力映像と各種信号情報をディスプレイ1台で同時に確認できるため、視覚的かつ効率的な映像確認・編集が可能です。またSDI/HDMI端子からの入力映像のマルチ画面表示(※5)やスイッチアウト機能(※6)などにより、機材数を抑えたコンパクトな撮影体制での映像制作に貢献します。
※1. 「DP-V3120」(2019年11月発売)、「DP-V2421」「DP-V1711」(2018年4月発売)および「DP-V2411」(2017年12月発売)。
※2. 「EBU TECH3320 USER REQUIREMENTS FOR VIDEO MONITORS IN TELEVISION PRODUCTION Version4.1」および「Dolby Vision Certified Mastering Facilities Colorgrading Systems and Monitors V1.4」に基づき当社試験条件で測定。
※3. ITU(国際電気通信連合)策定の UHDTV 放送方式の映像信号を規定する勧告。
※4. “DP-V2730”の幅は約635mm、「DP-V2421」の幅は約594mmです。
※5. 入力映像の解像度やフレームレート、伝送方式などによる表示制約があります。
※6. スイッチアウト機能を有効にするためには、有償アップグレードライセンスの購入が必要です。
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