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エクサウィザーズ、ヒト型双腕ロボットにより製造業の粉体秤量工程を高速自動化する「exaBase ロボティクス 粉体秤量 for NEXTAGE」をカワダロボティクスと共同開発

(2022/11/22)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:株式会社エクサウィザーズ

エクサウィザーズ、ヒト型双腕ロボットにより製造業の粉体秤量工程を高速自動化する「exaBase ロボティクス 粉体秤量 for NEXTAGE」をカワダロボティクスと共同開発

~秤量工程全体の所要時間を約30%短縮、人と同程度の所要時間で高精度な秤量を実現~

 AIを利活用したサービスによる社会課題解決に取り組む株式会社エクサウィザーズ(東京都港区、代表取締役社長:石山 洸、以下、エクサウィザーズ)は、人と一緒に働くヒト型ロボット事業を展開するカワダロボティクス株式会社(東京都台東区、代表取締役:川田忠裕、以下、カワダロボティクス)と、ヒト型双腕ロボット「NEXTAGE」を用いて製造業における粉体秤量工程の高速自動化を実現する「exaBase ロボティクス 粉体秤量 for NEXTAGE」を共同開発しました。なお、本サービスは2023年1月の提供開始を予定しています。




 三品産業と言われる化粧品、医薬品、食品業界や化学業界では、製造工程・品質検査工程や研究開発工程において粉体を定常的に秤量する業務が多数存在しており、労働人口減少を背景とした人手不足が進む昨今、同業務においてもAIやロボットを活用した自動化による生産性の向上が課題になっています。

 しかし、従来の専用機を用いる方法では、特定の粉体における秤量工程を自動化することはできても、特性の異なる複数種類の粉体や、瓶やバケツといった多様な容器を用いた秤量工程においては自動化することが難しいといった課題がありました。

 また、同工程の自動化実現のため、AIロボットアームを用いた秤量を行う場合においても、一本のアームではボトルの把持や薬さじによる秤量をシングルタスクで実行する必要があるため、ボトル搬送、秤量、秤量後のボトル搬送までの作業において人手の1.5倍程度の時間を要することが課題となっていました。

☑︎特性の異なる複数種の粉体・容器による秤量を一台で、人と同程度の所要時間での秤量を実現
 上記の課題を解決するため、エクサウィザーズとカワダロボティクスは、製造業における粉体秤量工程の高速自動化を実現する「exaBase ロボティクス 粉体秤量 for NEXTAGE」を共同開発しました。

 多様な容器を用いた特性の異なる複数種類の粉体の秤量自動化を実現するエクサウィザーズのマルチモーダルなロボットAIソリューション「exaBase ロボティクス」と、双腕を用いることでボトルの把持と秤量を同時に行うことを可能にするカワダロボティクスのヒト型双腕ロボット「NEXTAGE」により、ボトル搬送、秤量、秤量後のボトル搬送までの工程全体にかかる所要時間を従来のAIロボットアームを用いた方法と比較して約30%短縮、よりスピーディーかつ高精度な秤量を自動で行うことが可能になりました。


 エクサウィザーズはこれまで、対象物の画像データ、現場機器・ロボット制御データやシミュレータ生成データ等、様々なマルチモーダルデータを活用して工程の自動化・最適化を可能にするロボットAIソリューション「exaBase ロボティクス」によって、製造現場における品質および生産性の向上に取り組んできました。

 一方、カワダロボティクスでは、ヒト型ロボットNEXTAGEの用途拡大、可能性追求のために、ユーザや技術パートナーとの協業を積極的に展開しています。三品業界やラボ作業など多くの現場において人手で実施されている秤量工程は、ヒト型ロボットNEXTAGEによる実現を期待されています。

 今後、エクサウィザーズとカワダロボティクスは本サービスの展開にとどまらず、液体等の粉体以外の秤量システムの開発も視野に、一台のロボットで自動化可能な工程をより拡大していくことにより、製造現場における品質および生産性の向上により一層取り組んでいきます。

☑︎「exaBase ロボティクス 粉体秤量 for NEXTAGE」の特徴

(1)人と同程度のサイクルタイムによる秤量工程の実現
ロボットの双腕を活用することにより、ボトルの把持・スパーテルを用いた秤量を同時に実施し、人と同程度の所要時間での秤量工程を実現します。

(2)高精度での秤量
粉体を掬い取る際、双腕による「すり切り」動作を適用することにより、人と同様の高精度での秤量が可能です。

(3)粉体および容器への汎用性
AIが粉体ごとの特性を知覚し自動で制御を変動させることで、対象となる粉体が多岐にわたる場合でも汎用性を持った秤量を実施することが可能です。また、スクリューバイアルやバケツといった多様な容器を用いた秤量工程の自動化も実現します。

(4) コンタミネーションの防止
粉体の種類に応じて自動でスパーテルを切り替えることにより、コンタミネーション(異物の混入)を防止します。

☑︎デモンストレーション展示について
本システムは2022年12月末まで、エクサウィザーズ東京本社にて見学可能なデモ展示を実施します。
日程  :12月5日(月)~12月26日(月)まで(土日祝を除く)
時間帯 :10:00~12:00 / 13:00~15:00 / 15:30~17:30
場所  :東京都港区東新橋1丁目9−2 汐留住友ビル 21階
見学についてのお問い合わせ:https://event.exawizards.com/misc/2022146

※時間帯につきましては3スロットとも同じデモンストレーション内容となります
※デモ見学お申込みの際はお問合せ内容に「exaBase ロボティクス粉体秤量 デモ希望」と御記載ください
※お問合せの際は候補日時を3つほど御記載ください

☑︎「exaBase ロボティクス」とは
 AIプラットフォーム「exaBase」のロボット向けAIとして、対象物の画像データ、現場機器・ロボット制御データやシミュレータ生成データ等、様々なマルチモーダルデータを活用して工程の自動化・最適化を可能にするロボットAIソリューションです。単純作業の代替や熟練者の動作再現等、様々なシーンで活用することができます。
サイトURL:https://exawizards.com/exabase/robotics/>
※exaBaseはエクサウィザーズの登録商標です。

☑︎「【NEXTAGE(ネクステージ)」とは
 
カワダロボティクスは、2009年のコンセプトモデル発表以来、人と一緒に作業するヒト型ロボットNEXTAGE(ネクステージ)シリーズの開発・製造・販売・保守事業を展開しています。NEXTAGEシリーズは、10年以上に渡り、主に国内の製造業の組立・検査・梱包工程に約千台導入されてきています。NEXTAGEは、頭部と手先に備えたカメラによる画像認識を活用して、周囲の寛容な対象物を認識しながら、双腕で作業することにより、従来人が行ってきた作業環境をそのまま活用した柔軟性の高い自動化を実現することが可能です。

 2018年に可搬性や動作速度を向上させ、作業の信頼性を向上した「NXA」としてモデルチェンジしたNEXTAGEですが、今年2022年、「NEXTAGE Fillie」として、よりコンパクトに機敏な作業動作が可能なモデルがラインナップに追加されました。カワダロボティクスでは、「NXA」「NEXTAGE Fillie」という2機種のNEXTAGEシリーズにより、人と一緒に働くヒト型ロボットの更なる普及を進めていきます。
サイトURL: https://nextage.kawadarobot.co.jp/
※NEXTAGEおよびFillieは、カワダロボティクス株式会社の登録商標です。

【株式会社エクサウィザーズ 会社概要】
会社名 :株式会社エクサウィザーズ
所在地 :東京都港区東新橋1丁目9−2 汐留住友ビル 21階
設立  :2016年2月
代表者 :代表取締役社長 石山 洸
事業内容:AIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決
URL  :https://exawizards.com/

【カワダロボティクス株式会社 会社概要】
会社名 :カワダロボティクス株式会社
所在地 :東京都台東区松が谷一丁目3番5号 JPR上野イーストビル7F
設立  :2013年4月1日
代表者 :代表取締役社長 川田 忠裕
事業内容:各種機械・装置及びシステムの開発、設計、製作、販売及び保守
URL  :https://www.kawadarobot.co.jp/

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