ティエムファクトリ、自社製エアロゲル「SUFA」にて驚異の透過率91%のモノリス体の作製に成功

新たな時代のSDGsに寄与する透光性超軽量断熱材「SUFA」を開発中のティエムファクトリ株式会社（本社:茨城県東茨城郡、代表取締役社長:倉田真弥）は、この度、弊社エアロゲル「SUFA」において、透過率91％の性能を有するモノリス体の作製に成功致しましたので、ご報告いたします。

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かねてより弊社において技術開発の一つのマイルストーンとして取り組んできた、透光性常圧乾燥エアロゲル「SUFA」モノリス（プレート状形態）の透明度の追求におきまして、この度、透過率91％の性能を有するモノリス体の作製に、ラボレベルにて初めて成功致しました。


弊社エアロゲル「SUFA」の大きな特徴の一つとして透光性、透明性が挙げられます。
昨年12月に発表致しました大判化の特徴の他に、様々な企業様より特に注目を頂いているのが上記の特徴となります。


今回の試行では、透明性に特化したモノリスの作製の追求を行いました。
透明性に特化したモノリスの作製においては、その他の性能について一旦全て妥協して試行する為、トレードオフとして弊社エアロゲル「SUFA」が有するその他の特徴も弱めてしまうことになります。この際に犠牲になる性能として、弊社「SUFA」特有の柔軟性が挙げられます。しかしながら、単純に柔軟性をただ犠牲にしただけですと、モノリス体としての形状が維持できなくなってしまいます。そこで、透明性を最大限に追求しつつ、モノリス体の形状を維持できる柔軟性を有する組成・製法を探るというのが本試行における挑戦でありました。
具体的には、
・透明性を上げて柔軟性の低下を抑制できる新規組成の開発
・柔軟性が低いゲルであっても破断することを回避できるゲル製造方法の構築
の追求及び完成によって、今回のベンチマークの達成に到りました。


「SUFA」モノリス体（写真中央）寸法詳細
290 mm × 290 mm (厚み：9 mm)

今回の試行においては、柔軟性を極限まで妥協したモノリス体の追求の取り組みも多く試行に含まれた為、モノリス体の扱いに於いて非常に気を遣う場面が続き、弊社エンジニアも音を上げる寸前となる場面も何度か御座いました。しかしながら、この試行が開く新たな領域と、人類が求めるSDGsへの新たな基準へのコミットメントを信じて、数多くの失敗にも負けずに追求を続けてまいりました。

このようにして、皆様に新たな成果をご報告できることを大変嬉しく思うと共に、企業様との新たな協業の機会を心より楽しみにしております。


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弊社では大判化と透明性の二つのベンチマークについて、日々技術開発を行い、これら二つの社内でのパフォーマンス追求を行うことで、量産化できる組成・製法への還元をし、技術的な底上げと安定供給可能な組成の新規開発を日々行っております。

弊社にご指導、ご鞭撻いただいた皆様には、改めましてここまで応援くださった御礼をこの場で申し上げると共に、これからも引き続きのご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
私達ティエムファクトリは皆様のご期待に添えるよう、新たな時代のSDGsに貢献する弊社エアロゲル「SUFA」の技術開発と普及に、引き続き尽力してまいります。



ティエムファクトリでは「SUFA」モノリス体の量産パートナー様を募集しております：
弊社エアロゲル「SUFA」について、現在量産開発を共に伴走頂けるパートナー企業様を募集しております。かつてない断熱性能により、低炭素化社会、大幅な省エネルギー実現にて世界のSDGsに高く貢献する未来素材の普及にむけて、一緒に大きな一歩を歩んでいただける、未来志向の企業様からのお声掛けをお待ちしております。我々は現在問題になっている地球温暖化・環境問題に、素材の面から着実にコミットする企業です。子供たちのよりよい未来の実現、確保のために、共に社会的意義を担ってくださる会社様と歩むことが出来ましたら心より幸いです。
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■エアロゲルとは
固体で一番の性能を誇る断熱素材。特殊な分子構造により、内部に多くの中空構造を持つ不思議な素材で、これにより、既存の他のどの素材よりも優れた断熱性を誇る。

■SUFAとは
ティエムファクトリ（株）が開発中のシリカエアロゲル。
従来よりも柔軟性を持たせた骨格構造により、世界で唯一板状のエアロゲルを提供可能にする。透明の組成設計を可能とし、空間等のデザインとSDGsを両立することが出来る、期待の断熱素材。

■ティエムファクトリ（株）とは
世界で発見されてから長く眠っていたエアロゲルを、SDGsとデザイン性を両立する希望の素材として世の中に広め、よりサステナブルな住環境、建築等に貢献することをミッションとしたベンチャー企業です。


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情報提供元：PRTIMES
本リリースの掲載元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000057126.html