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(2023/4/25)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:株式会社TKResearch
脳脊髄液だけでなく、血清・血漿でも測定が可能に。
株式会社TKResearch(代表取締役:稲垣貴之、本社:千葉県柏市、以下 TKリサーチ)は、2023年4月24日付けで実験動物にアレルギー性脳炎を発症させる起因蛋白として知られ、脱髄疾患の病態に深く関連しているミエリン塩基性タンパク質(ミエリンベイシックタンパク質、MBP)の測定試薬の販売および、国内受託測定を開始いたしました。
これまで本項目は、ELISA法で脳脊髄液中のMBP濃度の測定がなされておりましたが、このたび、弊社では脳脊髄液(CSF)中のMBP濃度を測定する、化学発光(CLIA)法、発色(ELISA)法試薬および、血清・血漿中のMBP濃度を測定する発色(ELISA)法の、3種類に測定試薬を発売いたしました。
CSF中のMBP濃度測定は、AnshLabs社(米国)の試薬を使用しており、アメリカの多くの検査センターで使用されている実績のある試薬となります。これにより、欧米の研究者との測定値の均一化が可能となりました。
MBPは、多発性硬化症の診断や関連疾患との鑑別に有用であり、CSF中のMBP量を測定しておくことが増悪期,慢性進行期,寛解期のステージ判断に有用である事が知られています。また、CSF中のMBP量の測定により,中枢神経の髄鞘破損やその大きさが推定できる等の臨床的意義が確立しています。
これまで、血清・血漿中のMBP濃度は干渉物質等の影響から測定が非常に困難とされていましたが、Elabscience社(中国)によって開発された新試薬によって、測定が可能となりました。現在は以下のような研究例が報告され、診断や治療のための研究が世界中で進められています。
1) くも膜下出血患者の脳損傷の指標になる
2) MS患者で血清中の濃度が低値になる
3) 緑内障のバイオマーカー
TKリサーチは、現在、抗横紋筋抗体やKv1.4抗体と合わせて、この分野の研究がさらに進展し、診断分野のアン・メット・メディカルニーズが解消されるよう貢献してまいります。
※本製品は研究用ですので、検査結果を診断に使用することはできません。
TKリサーチについて
TKリサーチは、2017年に設立し、アン・メット・メディカルニーズを体外診断用医薬品開発の側面から解決するべく、研究開発・製品開発を展開しております。神経免疫分野の体外診断用医薬品の候補である、抗横紋筋抗体の新しい測定方法であるCytometric CBA法(特許7074981)を開発し、受託測定サービスを展開しております。その他受託測定や試薬開発、コンサルティングも承っておりますので詳細は、弊社ホームページをご覧ください。
【お問い合わせ・資料請求先】
株式会社TKResearch
〒277-0042 千葉県柏市逆井5-8-9
URL: https://www.tkresearch.co.jp/
E-mail: info@tkresearch.co.jp
受託測定:https://tkresearch.co.jp/update/reagent_contract
試薬販売:https://tkresearch.co.jp/update/reagent_sales
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