NECファシリティーズ、関西地方の医薬品・化学業界へ排水処理施設の管理業務受託サービスの提供を拡大

～今後3年で約2倍の受託拠点拡大を目指す～

NECファシリティーズ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役執行役員社長：橋谷 直樹、以下NECファシリティーズ）は2024年１月より、工場排水処理施設の管理業務受託サービスを関西地方の医薬品・化学業界へ提供拡大いたします。 本サービスの提供により、排水処理施設の管理・運用人材のリソース不足解消、排水処理過程で発生する廃棄物の削減、施設の環境に応じた適正なメンテナンスなどが可能になるため、お客様の設備投資およびランニングコストの効率化に貢献してまいります。






■背　景
近年、製造業においてSDGsの一環として環境問題への取り組みが経営課題として重要視されており、排水処理についても重要性が高まっています。工場の排水は地域環境へ与える影響が大きいため、確実な管理が求められ、また、濃度や水圧、流量といった繊細な調整を行う際、処理設備間の負荷バランスにも配慮することが求められます。
しかし、熟練者の高齢化により排水処理施設を管理・運用する人材が不足し、アウトソーシングを検討する企業が増加傾向にあります。NECファシリティーズは長年、半導体・電子部品工場の電気・空調・給排水をはじめとする各種施設の管理・運用で培ってきた知見・ノウハウをもとに、お客様の工場の施設管理業務を受託し、環境改善を支援しています。とりわけ排水処理に関し、熟練技術者が多く在籍しています。
このような状況のもと、NECファシリティーズ関西支社は、排水処理施設の管理業務受託サービスの医薬・化学業界への提供を拡大いたします。

■本サービスの特長
（１）水処理設備の総合コンサルティングサービスを提供
　　工場や研究所等で長年培ってきた高度な技術やノウハウを活用し、工場や設備に合わせた適切な水処理設備の運用方法や効率化、効用の最大化などの提案、設備の規模に応じたコンサルティングが可能です。
　
≪例≫
　・人的リソースが不足　　　　　⇒　熟練技術者による対応が可能
　・廃棄物を減らしたい　　　　　⇒　薬品適正注入管理、脱水機含水率管理
　・メンテナンス頻度が解らない　⇒　環境に合わせた保全計画の立案・実行
　・ランニングコストを抑えたい　⇒　簡易メンテナンスの内製化

（２）フッ素・ホウ素・重金属など様々な排水処理に対応
　当社が対応できる排水処理は幅広く、フッ素・ホウ素・重金属・窒素排水などがあります。重金属排水では、無電解めっき等で用いられるEDTA・ロッシェル塩などの錯化剤を含んでいる難処理廃液にも対応しています。その他、水質汚濁防止法等で規制対象物質ではなくても、難処理廃液や難分解性物質を含んだ廃液も処理が可能です。
また、病院から排出される血液、血清、血漿及び体液等を含む排水で感染の恐れがある排水の処理も行います。

（３）水質分析の対応も可能
　グループ会社の株式会社近畿分析センターと連携することで、お客様が抱える幅広い課題に対して、分析・調査結果から課題解決を支援します。

■今後の展開
　地球温暖化に伴い、カーボンニュートラルへの取り組みをはじめ、環境問題への関心が高まりつつあります。こうした市場背景を踏まえ、NECファシリティーズは地球に優しい工場の管理を念頭に、排水処理のみならず工場稼働に伴う環境負荷低減を支援するソリューションの提案により、関西地方における排水処理施設受託拠点を現在の6件から2026年度までに約2倍へ拡大することを目指します。

以上

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情報提供元：PRTIMES
本リリースの掲載元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000117172.html