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(2024/9/26)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社
cetecom advanced社は、同社ラボでのNG eCallコンフォーマンステストにオール・イン・ワン4G/5G無線機テスタのR&S CMX500を採用しました。
ローデ・シュワルツは、独立系テストハウスのcetecom advanced社が実施したEU eCallテストソリューションの再承認に合格しました。この成果を通じて、規格に即した次世代eCallテストソリューションの提供に対する両社のコミットメントを明確に示すとともに、業界リーダーとしてのポジションをさらに確かなものとすることができました。
2024年5月9日に発効した新しいeCall委任規則(EU)2024/1180には、2Gおよび3G回線交換(CS)方式のeCallに関する改訂が盛り込まれました。これを受けてローデ・シュワルツでもR&S CMW-KA094 eCall エンド・ツー・エンド(E2E)コンフォーマンステスト・ソリューションをアップデートして、EN 16454:2023などの最新eCall規制や規格への準拠を果たしました。このアップデートにより、eCall車載システム(IVS)のメーカーやサプライヤの皆様には、新しい要件を満たしたうえで各システムのシームレスな統合を確実に行っていただけるようになりました。
今回のcetecom advanced社による再承認によって、緊急通報受付センター(Public Safety Answering Point:PSAP)をシミュレートするR&S CMW-KA094 eCallテスト・ソフトウェアがeCallの処理や緊急データの受信、車載eCallシステムとの相互動作に関する要件を満たしていることが認められました。そのため、ローデ・シュワルツの同ソリューションをお使いのメーカーやサプライヤは緊急通報システムの受け入れテストにおいて、有利なポジションに立つことができます。これはまた、包括的で信頼性の高いeCallテストソリューションを提供するというローデ・シュワルツのコミットメントをあらためて明確に示すものともなりました。
さらにローデ・シュワルツとcetecom advanced社は今後も協力関係を継続し、4G/5Gネットワーク・インフラを使用するNG eCallの規格準拠に対するテストソリューションを共同で構築して、ラボ・テストで使用することでも合意しています。eCall の指定技術サービスプロバイダである cetecom advanced社にはeCallの試験・認証・標準化の分野で長年の実績があり、欧州標準化委員会(CEN)によるNG eCall規格(EN 17240やEN 17184、EN 16072 など)の最新の改訂もサポートしています。そのcetecom advanced社のラボがNG eCallコンフォーマンステストの試験プラットフォームとして採用したテストソリューションは、オール・イン・ワン4G/5G無線機テスタのR&S CMX500がベースとなっています。このR&S CMX500は、SIPをサポートしたMSDの内蔵IMSサーバーやeCallサービスのVoLTE/VoNRテスト、さらには独自のIPおよびアプリケーション・テストなどの機能を備えています。
cetecom advanced社の協力のもと、ローデ・シュワルツのR&S CMX-KA098 NG eCallテスト・ソフトウェアを共同で検証しました。これにより、お客様はNG eCallの最新CEN規格に準拠したテストソリューションとしてお使いいただけ、2026年以降の欧州市場で自動車を提供するすべてのサプライヤに義務付けられる次世代eCallの導入が可能になります。
www.rohde-schwarz.com
お問い合わせ:
欧州(本社):Patrizia Muehlbauer(電話:+49 89 4129 0、email:press@rohde-schwarz.com)
北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg@rsa.rohde-schwarz.com)
アジア太平洋地域:Sze Ming Ng(電話:+603 5569 0011、email:press.apac@rohde-schwarz.com)
自動車向けテスト・ソリューション―テストするから、信頼できる
ローデ・シュワルツは試験・計測に関するソフトウェアや計測器、システムの世界的なトップメーカーとして、その高い専門技術を応用しながら、自動車の先行開発から生産まで全ライフサイクルに向けて革新的なソリューションを開発しています。世界中のOEM企業やティア1サプライヤ、半導体メーカー、技術サービス企業など皆様が、車載用レーダーや接続性、インフォテインメント、高性能コンピューティング、さらにはEMC適合性に対する当社の実績豊かな試験ソリューションに信頼をお寄せいただいています。とりわけ、レーダーの開発・統合・生産における革新的なテスト・ソリューションを通じて、ローデ・シュワルツは次世代のADAS/AD(先進運転支援/自動運転)システムを市場投入しようと取り組んでいるお客様の確かなパートナーとしてお応えしています。そのほか、ワイヤレス通信の分野で長年にわたり積み重ねてきた経験と技術をもとに、5GやC-V2XからUWB、Wi-Fi、GNSSまで、あらゆる規格によるロバストな接続性の実現を支えています。当社の計測器は最先端のバス速度に対応するほか、高性能ドメイン・コントローラなどのECUを備えた車載ネットワークを開発・デバッグでき、さらにはEMC問題の解消にも貢献しています。ローデ・シュワルツは、CISPRやISOのあらゆる主要な規格、メーカー指定のEMC規格に沿って車両やその部品のEMIおよびEMS測定を実行できる電子計測機器はもとより、カスタムなターンキー試験システムも提供しています。こうしたシステムや機器をもとに、お客様独自のシステムと計測器による車載アンテナ・テストや無線共存テストを完全にサポートしているのです。さらにECU生産時の部品や基板レベルのテストに対応できる極めて優れたソリューションもご用意しています。世界中のパートナー企業やお客様がこれらの試験ソリューションを活用して、自動車部品とシステムの正確な機能や円滑で不備のない相互作用、外部との完全な通信が実現するように保証しています。
R&S(R)は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。
すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.com からインターネットでご提供しています。
ローデ・シュワルツについて
ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。
R&S(R)は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。
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東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル27階
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関野 敏正
電話番号: +81 3 5925 1270/1290
Toshimasa.Sekino@rohde-schwarz.com
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