NEC、iStorage NSをベースとしたクラウド連携ソリューション「ハイブリッドNAS for Wasabi Hot Cloud Storage」を販売開始

　NECは、ファイルサーバ専用ストレージ「iStorage NS」シリーズとWasabi社のクラウドストレージ「Wasabi Hot Cloud Storage」を組み合わせたファイルサーバソリューション「ハイブリッドNAS for Wasabi Hot Cloud Storage」を本日より販売開始します。


「ハイブリッドNAS for Wasabi Hot Cloud Storage」について


　昨今、企業や団体ではDX推進や働き方改革の進展に伴い、画像・音声・動画データの増加やWebデータの活用、テレワークの普及による電子化の加速など、ファイルサーバで管理するデータ容量が増え続けており、ストレージ容量の逼迫が課題となっています。この解決策としてクラウドストレージの活用が注目される一方で、「導入にはオンプレミスとは別に手配する必要があり手間がかかる」、「クラウドストレージサービスには様々なメニューがありどれを選択すれば良いか判断が難しい」、「クラウドとのデータのやり取りには別途費用が掛かり全体のコストを把握しにくい」といった不安を感じているユーザも多く存在しています。


　本ソリューションでは、クラウドストレージを利用してファイルサーバのストレージ容量をシンプルに増やしたいというお客様をメインターゲットに、オンプレミスストレージ「iStorage NS100Tm」とWasabi社のクラウドストレージ「Wasabi Hot Cloud Storage」のライセンスをセットにして提供します。「iStorage NS100Tm」には、「Wasabi Hot Cloud Storage」と連携するためのソフトウェア「Wasabi Cloud NAS」を装備しており（注1）、お客様自身でクラウドストレージとの連携環境を構築することができます。
　また、クラウドストレージの料金プランは、「容量」と「利用年数」の組み合わせの1種類とシンプルで、オンプレミスとクラウドストレージ間のデータのやり取りには費用が掛からない体系です。（注2）
　これらにより、ファイルサーバへのクラウドストレージ導入やストレージ容量の管理における工数および費用の効率化に貢献します。

　本ソリューションのその他特長は以下の通りです。

１.スマートなストレージ運用やファイル操作が可能
　オンプレミスとクラウドのストレージ連携では、オンプレミスにファイルを格納するとクラウド側にも予め設定したタイミングでファイルを複製します。オンプレミスに格納したファイルは、指定した時間や条件に基づいて属性情報のみの状態で保持されるため、オンプレミスのストレージ容量を効率よく管理することができます。さらに、ファイル自体はクラウドストレージに保管され、ストレージの容量が不足した場合は、クラウドストレージの増設で対応できるため、増設ディスクの準備や作業時間の確保などで時間を要するオンプレミスストレージの増設に比べて迅速に対応できます。
　また、オンプレミスとクラウド間はシームレスに連携しており、利用者はクラウドを意識せずにオンプレミスへアクセスでき、使い慣れたWindowsエクスプローラでファイルを操作することが可能です。

２.BCP対策にも活用可能
　複数拠点を持たない中小企業などでは、被災時のデータ消失リスクに備えて、遠隔地にデータを保管したいというニーズも高まっています。クラウド側に全データが格納される本ソリューションでは、オンプレミスのストレージが故障・停止した場合にクラウドからデータをそのまま再読み込みする方法で復旧作業を行うこともできます。バックアップツールを利用する方法に比べて、リストア（復元作業）を行わずに対応できるため、サービスの停止時間を短縮し、重要業務の継続性を確保する迅速な障害復旧を支援します。




　なお、本発表にあたりWasabi Technologies Japan合同会社　取締役社長　脇本 亜紀 様より以下のエンドースメントを頂戴しています。

　NEC様によるファイルサーバソリューション「ハイブリッドNAS for Wasabi Hot Cloud Storage」の販売開始を歓迎いたします。
　増え続けるファイルサーバの容量管理は情報システム部門が抱える大きな課題のひとつです。ファイルサーバをクラウドと連携していただくことにより、お客様は容量無制限で拡張が容易なストレージをご利用いただくことができるようになります。しかもデータの下り転送料やAPI使用料のかからないWasabiのストレージであれば、コストを押さえた運用が可能です。Wasabiは、NEC様とご一緒にファイルサーバの課題解決に尽力してまいります。



　NECはDXに関して、ビジネスモデル、テクノロジー、組織・人材の3軸で、戦略構想コンサルティングから実装に導くオファリングなど、End to Endのサービスを提供しています。さらに、従来型のSIerから「Value Driver」への進化を目指し、その価値創造モデルを「BluStellar(ブルーステラ)」(注3)として体系整理しました。業種横断の先進的な知見と研ぎ澄まされた最先端テクノロジーによりビジネスモデルを変革し、社会課題とお客様の経営課題を解決に導きます。

以上

(注１)「iStorage NS100Tm」には、ソフトウェア「Wasabi Cloud NAS」のインストーラーを格納しており、
　　　 お客様はこれを実行してソフトウェアをインストールする必要があります。
(注２) オンプレミス機器とクラウドストレージを接続するためのネットワーク環境は別途利用者様側で準備して
　　　 頂く必要があります。
(注3)






「BluStellar(ブルーステラ)」は実績に裏打ちされた業種横断の先進的な知見と長年の開発・運用で研ぎ澄まされたNECの最先端テクノロジーにより、ビジネスモデルの変革を実現し、社会課題とお客様の経営課題を解決に導き、お客様を未来へ導く価値創造モデルです。https://jpn.nec.com/dx/index.html　


＜「ハイブリッドNAS for Wasabi Hot Cloud Storage」について＞
　https://jpn.nec.com/istorage/product/nas/ns/index.html

＜本件に関するお客様からのお問い合わせ先＞
　NEC　ファーストコンタクトセンター
　電話：[phone]
　月曜日～金曜日（除祝日、弊社休日）9:00～12:00 / 13:00～17:00

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情報提供元：PRTIMES
本リリースの掲載元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000765.000078149.html