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(2018/1/19)
カテゴリ:イベント
リリース発行企業:阪神電気鉄道株式会社
阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市 社長:秦雅夫)のグループ会社である六甲山観光株式会社(本社:神戸市 社長:宮西幸治)が、六甲山上で運営する「六甲オルゴールミュージアム」(博物館相当施設)では、2018年1月25日(木)から自動演奏楽器の中でも最高峰の機種の一つである自動演奏バイオリン「フォノリスト・ヴィオリーナ」(1910年頃・ドイツ/復元:1993年)の修理を行います。
フォノリスト・ヴィオリーナの大規模修理の概要
自動演奏バイオリン「フォノリスト・ヴィオリーナ」は、1910年頃にドイツのフッフェルト社によって作られ、ピアノの伴奏と共に3挺のバイオリンを使って自動で演奏する楽器です。当館所蔵の当該楽器は1993年にジークフリート・ヴェンデル(ドイツ、ジークフリート自動演奏楽器博物館、館長)によって仕組みや演奏方法などは勿論、内部の部品や素材にまでこだわって、ほぼ当時のままに復元されました。自動演奏楽器の中でも、最も人々を驚かせたものの1つで、全世界で推定60台が遺っているとされます。しかし、その大多数が演奏できる状態ではないと推測され、復元品も10数台しか作られていない大変貴重なものです。
今回、この楽器のコンディションを向上させ、完成度の高い本来の演奏に近づけると共に、その演奏を後世にも伝えるため、大規模な修理を行います。下記の日程で技術者を招いて修理及び調整作業を行います。博物館での収蔵品の大掛かりな修理作業、その幕開けとなる機械部取り外しを休館日の1月25日(木)に実施します。貴重な文化遺産である自動演奏楽器の普段見られない構造を見ることができる珍しい機会です。
完了までのスケジュール
・機械部取り外し 1月25日(木) 15:00~
・機械部部品交換作業 1月27日~2月半ば
作業場所:萌木の村博物館(山梨県)脇田工房
・機械部取りつけ 2月14日(水)~2月17日(土)
・お披露目 2月18日(日)11:00~
<メンテナンス担当:脇田 直紀(わきたなおき) プロフィール>
1965年
東京都生まれ。
1984年
岐阜県の辻オルガン工房にて10年以上パイプオルガンの制作を学ぶ。その間、教会堂や音楽ホールのパイプオルガン約20台の 建造に携わり、イタリアやスペインの歴史的オルガンの修復作業にも関わる。
1990年
日本初の手回しパイプオルガン「オルガネッタI型」を完成させる。
1995年
山梨県、萌木の村に工房を構える。ベルギーやドイツの自動演奏楽器工房にて研修を行い、帰国後「オルガネッタ」の制作・自動演奏楽器の修復活動を始める。
代表作の「オルガネッタ」は小型手回しパイプオルガンの傑作として、国内外の専門家からも高い評価を受けている。
【脇田直紀の手回しオルガン制作工房】
http://www.moeginomura.co.jp/WAKITA/index.html
<リリースに関するお問い合わせ先>
六甲オルゴールミュージアム
【TEL】078-891-1284 【FAX】078-891-0111
【HP】https://www.rokkosan.com/museum/
<営業概要>
【入館料】
大人(中学生以上)1,030円、
小人(4歳~小学生)510円
【営業時間】
10:00~17:00(16:20受付終了)
【休館日】
3/15までの木曜日
【所在地】
神戸市灘区六甲山町北六甲4512-14
リリース http://www.hankyu-hanshin.co.jp/file_sys/news/5659.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
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