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レジェンド青木功氏がファシリティドックのいる病院を訪問

(2018/1/19)

カテゴリ:イベント

リリース発行企業:特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズ

レジェンド青木功氏がファシリティドックのいる病院を訪問

神奈川県立こども医療センターに入院中の子どもたち全員にぬいぐるみをプレゼントしました

今年は戌年。1月10日(水)、重い病気の子ども達を支援する認定NPO法人シャイン・オン・キッズ(理事長キンバリー・フォーサイス http://sokids.org/ja/)は、ザ・レジェンド・チャリティープロアマトーナメント(実行委員 青木功氏、王貞治氏、日野皓正氏)の支援をもとに、入院中の子ども達とそのきょうだいへ「ファシリティドッグのぬいぐるみプレゼント」を企画。ゴルフ界のレジェンド、青木功氏が神奈川県立こども医療センターへ訪問し、入院中の子どもたち全員にプレゼントしました。


当日は、神奈川県立こども医療センター(横浜市南区)の総務課で最初にファシリティドッグのベイリー・アニーがお出迎えしました。青木氏は大変な犬好きで、以前飼っていた犬も「アニー」という名前だったそうです。


青木氏より、病院の代表として長場直子小児がんセンター長がぬいぐるみを受け取り、病院からも感謝状が贈られました。歓談の最中にはアニーが青木氏のネクタイをぺろっと舐めてしまい、周囲が大慌てする場面も。ですが「アニーよく分かったね!やっぱり犬は匂いがわかるんだね。昨日すっぽん食べた時に少しこぼしちゃったからー」と大らかにとりなすレジェンドのおかげで一転和やかな空気に包まれました。
長場直子小児がんセンター長、青木功氏、ベイリー、アニー(左より時計まわり)
その後一同は病棟に移動し、ぬいぐるみを配布。実は内部の事前打ち合わせで「大柄な男性だと、びっくりして小さい子は泣きだしてしまうかもしれない」と少し心配する声が上がっていたのですが、青木氏の朗らかな笑顔と優しい声でお子さん達の緊張は一気にとけ、微笑みながら「ありがとう」と受け取ることが出来ました。たくさんのお子さん、お母さん、お父さんに声をかけながらファシリティドッグのぬいぐるみを次々手渡しする青木氏の姿は、少し遅れてきたサンタさんのようでした。

病棟プレイルームで


お子さんからお礼の手作りメダルを手渡される青木氏
神奈川県立こども医療センターのベッド数は419床。病院専属のボランティア組織「オレンジクラブ」のご協力で、すべての患者さんにぬいぐるみをプレゼントすることが出来ました。

また、入院中のお子さんのきょうだいは実はとても大変な思いをしています。お母さんお父さんは病気のお子さんの付き添いで、自分は病室には入れず、ただ待つだけのことも多いのです。そんな気持ちに寄り添うように、今回は病院で待つきょうだいの手にもモフモフのファシリティドッグのぬいぐるみをお渡しできました。青木氏は「子どもたちもそうだけれど、親御さん、スタッフ皆さんも大変な思いをしているからね。ぬいぐるみを受け取った子どもたちが笑顔になって、それをみてお母さんやお父さんたちも喜んでくれる、こういった機会をこれからも大切にしていきたいね」と振り返りながら、病院をあとにしました。
ラッピング等の下準備のため半日がかりで作業しました


お子さんの喜ぶ姿を想像しながら運びます
青木功様はじめ、ザ・レジェンド・チャリティープロアマトーナメント実行委員の皆様に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。


ファシリティドッグとは
病院に常勤して医療チームの一員として働けるように、専門的なトレーニングを受けた犬です。 ハンドラーとペアになって活動し、単なる患者との触れ合いにとどまらず、小児がんや重い病気の治療にも関わっています。
日本ではまだ、シャイン・オン!キッズが派遣する静岡県立こども病院と神奈川県立こども医療センターにしか存在しません。(来春都内公的病院に新規導入予定)
ファシリティドッグの大きな特徴は、毎日同じ病院に勤務し、個々のニーズに合わせた活動を行うことです。痛い検査や手術室への付き添い、リハビリ支援なども行います。いろいろな病院や施設を巡回訪問することはありません。ときどき訪れて短い時間だけふれ合うのではなく、同じ犬がいつもそこにいて多くの時間を繰り返し過ごせることが、入院治療している子どもたちの心の励みになります。
現在神奈川県立こども医療センターでは、10歳を迎えた初代ベイリー(オス)と後任犬アニー(メス)が2頭体制で活動しています。


認定特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズとは
2006年7月に発足。設立者の息子のタイラーは2歳を目前に白血病との闘いの末、短かすぎる生涯を閉じました。つらい闘病生活でも笑顔を絶やさなかったタイラーの勇気と自分たちの経験を役に立てたい、という気持ちからスタートした活動は昨年10年目を迎えました。
小児がんや重い病気の治療に向き合う子ども達は、長期にわたる入院治療生活で不安や大きなストレスと闘っています。日本の医療レベルは世界で最も進んだものといえますが、患者や家族のサポート面ではまだ立ち遅れています。長くつらい入院治療中でも、子ども達が笑顔を忘れずにいられるように、独自の「心のケア」のためのプログラム、ビーズ・オブ・カレッジを18病院に導入、ファシリティドッグとハンドラーを2病院に派遣しています。
http://sokids.org/ja/

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