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(2018/2/9)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:NACS-J
~赤谷の森の自然の恵みを活かして開発した包装紙を世界規模で展開~
1.自然保護×地域創生のストーリーをもつ間伐材や水をLUSHが原材料として調達
2.絶滅危惧種の保護とその生息地の保全、循環的な森林利用、持続的な地域づくりを推進する新しい原材料調達として注目
公益財団法人日本自然保護協会(会員約2万4千人、理事長:亀山 章)は、群馬県みなかみ町の「赤谷の森」(あかやのもり)で、生物多様性の復元と持続的な地域づくりを目指す「赤谷プロジェクト」(あかやぷろじぇくと)を林野庁や地域住民と協力して進めています。
この度、日本自然保護協会と連携し、英国を拠点として世界49の国と地域でビジネスを展開する化粧品ブランドLUSH(ラッシュ)が、自然保護と地域づくりにつながる原材料調達を決定し、ラッシュのギフト商品を対象とした包装資材「イヌワシペーパー」および「カスタネットペーパー」を開発しました。
この包装資材に使われている原材料は、繁殖成功率が著しく低下し日本国内で絶滅危惧種に指定されている鷲「イヌワシ」をはじめとした多様な動植物が生息している貴重な森「赤谷の森」から計画的に出た木材の一部を活用しています。
FSC認証材を活用することで環境貢献を目指す企業が多い中、森と生きものと地域が見える調達という、今までにない調達による「自然保護と持続的な地域づくりへの貢献」がこれから実現します。
日本自然保護協会は、1. 赤谷の森での持続可能な森林利用が進むこと、2. 赤谷プロジェクトへの支援を通じて、日本全国の自然保護がさらに加速すること、3.「自然保護×地域創生」というストーリーをもつ商品を通じて、多くの消費者が自然保護に関われるようになったこと、の3点に強く期待をしており、日本自然保護協会としても力強く取組んでまいります。
ラッシュは、今回の包装資材に加えて、ラッシュの化粧水の原料として利根川源流地域からの天然湧水を3月以降から使用していきます。また、赤谷の森の麓で木工製品づくりを営む匠に、化粧品ケースやまな板の開発を依頼、商品化も検討しています。さらに、日本自然保護協会が赤谷の森と同じく力を注ぐ宮城県南三陸町で計画的に間伐・皆伐された木材を使用した、ディスプレイ什器を2018年春以降順次、ラッシュ店舗で使用していく予定です。
今回の調達で開発されたギフトは、全国のLUSH店舗・オンラインで展開されます。2018年2月16日(金)より8種類、2018年3月9日(金)より15種類が随時発売となり、このうち4種類が今回の材料を用いたものとなります。
<イヌワシペーパー>
日本のイヌワシが500羽まで減った原因は、人工林ばかりで冬の子育ての間に餌をとる場所がないからと言われています。そこで、赤谷プロジェクトでは一部の人工林を皆伐し、餌場を創出の実験を行っています。こうして出た間伐材を活かしたのが「イヌワシペーパー」です。このギフトを購入することで、イヌワシ保全を応援できます。
<カスタネットペーパー>
群馬県みなかみ町にある「カスタネット工房(旧:プラス白桜社)」から出る木くずを再利用したものです。「カスタネット」を開発し、一時期は年間200万個を製造していた工場は、材料不足などが理由で2013年に工場を停止してしまいました。しかし、現在は赤谷プロジェクトの間伐材を無垢のカスタネットに生まれ変わらせるため、工場を再稼働しています。この木くずまで利用したいという日本自然保護協会の想いに、LUSHが応えたのが「カスタネットペーパー」です。
<参考>
【公益財団法人 日本自然保護協会について】
自然保護と生物多様性保全を目的に、1951年に創立された日本で最も歴史のある自然保護団体のひとつ。会員2万4千人。ダム計画が進められていた尾瀬の自然保護を皮切りに、屋久島や小笠原、白神山地などでも活動を続けて世界自然遺産登録への礎を築き、今でも日本全国で壊れそうな自然を守るための様々な活動を続けています。「自然のちからで、明日をひらく。」という活動メッセージを掲げ、人と自然がともに生き、赤ちゃんから高齢者までが美しく豊かな自然に囲まれ、笑顔で生活できる社会を目指して活動しているNGOです。山から海まで、日本全国で自然を調べ、守り、活かす活動を続けています。
http://www.nacsj.or.jp/
イヌワシに関する日本自然保護協会の記事
「イヌワシタイムズ」日本自然保護協会が運営するイヌワシ情報のウェブサイト
http://www.nacsj.or.jp/inuwashi-times/
日本自然保護協会ウェブサイトでのイヌワシについての活動報告
http://www.nacsj.or.jp/?s=%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%83%AF%E3%82%B7
【LUSH(ラッシュ)について】
英国生まれのフレッシュハンドメイドコスメブランド。創立以来、新鮮さとオーガニックにこだわった、採れたてのフルーツや野菜、香り高いエッセンシャルオイルを使い、一つひとつ手作りしています。また、原材料は地産地消にこだわり、可能な限り国内で入手し、全ての製品をキッチン(神奈川県の製造工場)で生産し、フレッシュな状態でお客様に商品をお届けしています。
また、ラッシュは、人・動物・環境に配慮したビジネスを展開しています。化粧品の動物実験廃止や、容器のリサイクルはもちろん、ゴミをゼロに近づけるためにプラスティック容器や包装を必要としない固形商品の開発など、ビジネスを通して社会に存在する様々な課題の解決を目指し、持続的な取り組みを推進しています。
RSPCA(王立動物虐待防止協会)グッドビジネスアワードを2006年、2007年、2009年に受賞。2006年にはPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)のTrailblazer Award for Animal Welfare(動物福祉の開拓者賞)も受賞。共同創立者のマーク・コンスタンティンとモー・コンスタンティンは美容業界への貢献によって2010年の新年叙勲者リストに載りOBE(大英帝国勲章)を受賞。2014年にはオブザーバー・エシカルアワードのBest in Business Award(最優秀ビジネス賞)を受賞、2016年の世界小売業者会議ではWorld’s Most Ethical Retailer(世界で最も倫理的な小売業者)に選ばれました。ショップやウェブサイトは、雑誌「Which?」の顧客調査において常に上位にランクインされています。現在ラッシュは世界49の国と地域に930店舗以上を展開し、日本では約90店舗を展開しています。
ラッシュのエシカルバイイング(購買活動) /クリエイティブ・バイヤー
世界6カ国7拠点にある製造拠点には、「クリエイティブ・バイヤー」と呼ばれる購買担当チームがいます。創立当初から、フレッシュな原材料を探し求め、世界中のサプライヤーと直接取引を行う中で、有機野菜を買うだけでは地域環境は変わらない事に気づきました。そのため、オーガニック農法やフェアトレード、サステナブルであるという考え方を超え、原材料の購買を通して自然環境、コミュニティの再生までを目指すラッシュ独自の購買手法の実践に至り、ラッシュのエシカルバイイングは、常に進化し続けています。
ラッシュのクリエイティブ・バイヤーに関する情報はこちらをご覧ください。
https://jn.lush.com/article/lush-people-buyer
イヌワシに関するラッシュの記事
「イヌワシプロジェクト前編 イヌワシの狩り場を奪ったのは誰か」
https://jn.lush.com/article/golden-eagle-project-1
「イヌワシプロジェクト後編 豊かな赤谷の森の象徴」
https://jn.lush.com/article/golden-eagle-project-2
■ 本リリースに関するお問合せ
日本自然保護協会 広報担当
Tel: 03-3553-4106 Email: press@nacsj.or.jp
〒104-0033 東京都中央区新川1-16-10 ミトヨビル2F
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