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(2018/2/14)
カテゴリ:経営情報
リリース発行企業:VUILD株式会社
デジタル技術を活用した建築の民主化を目指して
VUILD株式会社(ヴィルド。以下、VUILD)は、孫泰蔵氏が率いるMistletoe株式会社および不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営する株式会社LIFULLを引受先とした第三者割当を実施し、2018年1月26日付けで1億円を調達しました。
VUILDは、「デジタル建築技術を地域に分散することで、誰もが『建築家や大工』になることができる世界を作る。」ことをビジョンに掲げ、昨年11月に事業を開始しました。「林業家」「製材所」「設計者」「木工職人」と高度に専門分化している現在の職種を、デジタル技術を活用することで間口を広げ職能を統合することで、生活に必要な日用品・家具・建築物を、好きな時にその都度その場所で、自分の力で作る事ができる世界を実現します。
今後VUILDでは、今回の資金調達を契機に、中山間地域へのShopbot(※)の導入を加速させ、2020年までに全国100か所の拠点開発を行います。同時に、誰でも簡単に設計を行うことができるような「デザインツールの開発/提供」、誰でも木製品の製作が出来る「研修プログラムの開発/実施」など、積極的に事業を展開していきます。
これらが開発され他拠点展開することによって、豊富な森林資源の六次産業化や、空き家改修を促進し、地域資源に立脚した新しい雇用の創出など、地方創生に大きく貢献します。
※「Shopbot」とは米国産3軸CNC(コンピュータ数値制御)切削機械。450万円~500万円程度で購入可能な高性能木工機械である。
【VUILD株式会社について】
VUILD(ヴィルド)株式会社は、デジタルファブリケーション技術を活用した設計施工を行う建築テック系スタートアップです。
パーソナルコンピュータに代表されるテクノロジーの民主化は、個人の能力を拡張し、専門分化した職能を統合しつつあります。私たちは、500万円以下のデジタル建築技術を地域に分散し民主化することで、誰もが「建築家や大工」になることができる世界を実現します。
具体的には、デジタル加工技術を中山間地域に導入することで、大きな体制に支配されない「小さな経済圏」を確立していきます。この小さな生産圏の協働によって、中央集権型の近代産業を超えた、水平分散型の新しい建築産業の創出を目指します。
誕生する新しい産業基盤は、公平で透明な市場を展開し、災害時にはレジリエントに機能する防災基盤となり得るでしょう。また、分散化によるオンデマンド生産は、森林資源を有する地域経済を活性化し、地域住民の生活コストの低減をもたらすでしょう。
最終的には、生活に必要な日用品・家具・建築物を、好きな時にその都度その場所で、自分の力で作る事ができる。そんな、「生き活きとした未来の暮らし」を実現したいと考えています。
設立:2017年11月21日
住所:東京都港区北青山二丁目9番5号スタジアムプレイス青山7F
代表取締役:秋吉浩気
【プロフィール(秋吉浩気)】
アーキテクト/メタアーキテクト。1988年大阪府生まれ。芝浦工業大学工学部建築学科にて建築設計を専攻。慶應義塾大学ソーシャルファブリケーションラボにてデジタルファブリケーションを専攻。建築設計・デザインエンジニアリング・ソーシャルデザインなど、モノからコトまで幅広いデザイン領域をカバーする。
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