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(2018/4/17)
カテゴリ:調査レポート
リリース発行企業:SPIC
株式会社SPIC[スピック]、「ビタミンCの日」命名記念「消費者12,731人アンケート調査」結果の報告(ver.20180417リリース)
これまで、全国の20~50代男女12,731人へのアンケート結果により以下の通り報告してまいりました。
※これまでの弊社プレスリリースをご確認ください。
【これまでのアンケート結果】
・ビタミンCに対する「認知・関心」「必要度」「実践度」において、いずれもビタミンCが数ある栄養素の中でNo.1であること
・男女ではビタミンCへの期待が異なること(男性は「体力・健康」志向、女性は「美容」志向)
・ビタミンCの実感として「風邪をひきにくくなった」「疲労回復、疲労予防」などが挙げられ、女性においては「肌」に関する実感が上位であること
・全体の7割はビタミンCの実感ありと回答する一方で、3割は特に効果を実感できていないこと
今回のアンケートにおいては、上記調査の一環として、「1日のビタミンC必要摂取量」についての意識調査を行いました。
1日のビタミンC必要摂取量について「知っている」と回答した人は全回答者1,000人中99人と1割程度で、残り9割以上の回答者は1日のビタミンC必要摂取量を「知らない」と回答しました。また「知っている」と回答した人に対して、「1日のビタミンC必要摂取量」について具体的数値を記述いただいところ、その量は「1mg」から「10,000mg」まで、非常に幅広い回答が寄せられる結果となりました。
1日のビタミンCの必要摂取量について。約9割の人が「知らない」と回答。
「ビタミンCの1日の必要摂取量の目安をご存知ですか。」という問いに対し、「知っている」と答えた人は全体の9.9%。
一方で「知らない」とする回答は90%を超え、ビタミンCを意識して摂っている人の中でも、「1日のビタミンC必要摂取量」を認知している人の割合は、およそ10人に1人という結果となりました。
ビタミンCの必要摂取量について、「知っている」人の間でも、具体的数値については見解が分かれる結果に。
次に、1日のビタミンC必要摂取量について「知っている」と回答した人に対して、その人が認知している「1日のビタミンC必要摂取量」について、具体的な数値を記述していただきました。その結果、「1,000mg」とする回答が最も多く(37.3%)、次いで「100mg(19.2%)」「2,000mg(7.1%)」「50mg(6.1%)」と続き、回答の平均値は「919mg」となりました。
回答として寄せられた必要摂取量は「1mg」から「10,000mg(10g)」まで非常に幅広く、1日のビタミンC必要摂取量について、ビタミンC を日頃とっている人のあいだでも認知が一致しているわけではないことが浮き彫りとなりました。
また必要摂取量を「知っている」と回答した人のうち、成人の食事摂取基準(厚生労働省が発表した日本人の食事摂取基準 2015年版による)における1日の必要摂取量「100mg/日」と回答した方は全体の19.2%、「100mg/日未満」と回答した方も13.1%となりました。
ビタミンCの摂取習慣のある人でも、1日の必要摂取量を満たしていない可能性あり?
今回調査の結果、ビタミンCを日頃とっている人のうち、約9割の方が実は「1日のビタミンCの必要摂取量」を意識していないことや、また必要摂取量を「知っている」と回答した方のあいだでも、必要摂取量の具体的な数値については人によって認知が大きく異なることが明らかとなりました。
上記結果からは、ビタミンCを日頃とっている人のあいだでも具体的な「摂取量」についてはあまり関心が高くなく、あくまでビタミンCの「健康的なイメージ」に基づいた摂取行動が多数を占めている、と予測できます。
100mgという回答が目立った(19.2%)のは、健康を維持するための最低基準として、厚生労働省が2015年に発表した成人の食事摂取基準「100mg/日」の影響が大きいと推察されます。
1000mgという回答が最も多かったのは、近年全世界的に拡がるビタミンCの高用量摂取、高濃度ビタミンC点滴などの影響があると推察されます。
今回の一連のアンケート調査において「ビタミンC摂取の習慣を持ちながらも実感を得られない」と回答された方が約3割存在することを報告いたしましたが、その原因の一つとして、単純に「ビタミンC摂取量が不足している」という可能性を指摘することができるかもしれません。
今回のアンケートを以上のような考察に役立てていただければ幸甚です。
【調査(アンケート)概要】
<サマリー>
<詳細>
調査名 : ビタミンCに関するアンケート調査
調査対象者:【一般】全国の20代~50代男女12,731人、【医師】全国のビタミンC点滴療法を実施する医師100人
有効回答数:【一般】12,731(1次調査)、1,000(2次調査)【医師】100
調査期間 : 2018年3月12日(月)~3月19日(月)
調査方法 :【一般】インターネット調査/【医師】Fax調査
調査機関 : 株式会社アンテリオ
※1 2018年3月12日~3月19日の間、20代~50代のモニターに対して、webアンケートを実施。男女比、および性別年代カテゴリ(20代男性・30代男性・40代男性・50代男性・20代女性・30代女性・40代女性・50代女性の計8カテゴリ)比が均等になるようサンプリングした。
※2 2018年3月12日~3月19日の間、スクリーニング調査において「最近1年間に、ビタミンCの摂取を目的に、サプリメントや健康食品を自身で購入して飲んだ/食べた」と回答した人に対して、webアンケートを実施。男女比、および年代性別カテゴリ比ができるだけ均等になるようサンプリングした。
※3 ビタミンCの点滴療法を実施している医師100人(身元確認のうえ、調査に賛同した医師)に対して、2018年3月12日~2018年3月19日の間、FAXアンケートにて実施。
【株式会社SPIC[スピック]について】
SPIC[スピック]のミッションステートメントは「未来の健康を、つくる。」
近年では、特に、ビタミンCがもたらす「新しい健康」に着目し、海外サプリメント、リポスフェリックビタミンCの唯一の正規代理店としての輸入販売、独自ナノ技術(リポソーム)加工による国産ビタミンCサプリメント、リポカプセルビタミンCの製造・販売、また点滴療法(高濃度ビタミンC点滴等)のリサーチ、啓蒙・普及活動などを行う、美容、医療、サプリメント事業を基軸としたヘルスケアカンパニーです。
【4月4日、ビタミンCの日(CC[シー・シー]の日)の由来】
4月4日は、ビタミンCの日(CC[シー・シー]の日)。
この日をビタミンCの日と命名したのは、ビタミンC発見の父でありながらも、論争の結果、ノーベル賞を他者に奪われてしまったチャールズ・グレン・キングの功績を称えるためです。
初めて純粋な「ビタミンC」の分離に成功したチャールズ・グレン・キング。
しかし彼の名を、歴代のノーベル賞受賞者のリストに見つけることはできません。
人類の壊血病克服の戦いの歴史の中で、間違いなく「世界初」の功績をあげながら、運命のいたずらで最高の栄誉を逃してしまった彼の功績に対して、現代に生きる我々が改めて光を当て、その偉業に敬意を表したい。
「4月4日(CC[シー・シー]の日)」には、実はそのような願いを込めました。
時代をさかのぼって大航海時代、何ヶ月も船の上で生活する船員たちを震え上がらせた原因不明の症状。
骨が壊れ、全身から出血して死に至る者が続出しました。航海中に船員が全滅する事態も起きていたようです。
後に「壊血病(かいけつびょう)と呼ばれるこの病で亡くなった人の数は、16世紀から19世紀に至るまでに200万人を超えるとも言われています。
柑橘類を食べると発症が抑えられることが経験的に分かってきたため、船員たちは航海中に新鮮な野菜や果物を積極的に食べるようになるのですが、依然として壊血病の原因は不明のままでした。感染症とも思われていた壊血病の原因と、抗壊血病物質である「ビタミンC」が発見されるには、20世紀の到来を待たねばなりませんでした。
20世紀になって初めて物質としての「ビタミン」が発見され、同じ頃に動物実験の手法が広まり、柑橘類果汁に含まれる有効成分を物質として単離する事を目指して、世界各国の生化学者は競い合うように研究を行なっていました。
そして1932年の4月4日、ついにアメリカの生化学者チャールズ・グレン・キングが、濃縮レモン果汁から物質としての純粋「ビタミンC」の単離に成功したと発表。この事実は当時のNew York Times紙でも「Charles Glen King isolates Vitamin C for the 1st time...」として大々的に報道されました。
ほぼ時を同じくして、世界各国でビタミンCに関する発見・解明が続き、翌1933年にはビタミンCの人工的な合成に成功。人類は長く苦しめられた壊血病との戦いに、ついに完全な終止符を打つことになったのです。
1937年、ノーベル賞委員会は「ビタミンC」の発見の功績に対してノーベル生理学・医学賞を与えることを発表。
ところが受賞者の名はセント=ジェルジ・アルベルト。ノーベル賞の栄冠はチャールズ・グレン・キングではなく、ハンガリー出身の生理学者の頭上に輝きました。
チャールズ・グレン・キングの発表からさかのぼること5年。1927年にセント=ジェルジ・アルベルトは牛の副腎から「ある物質」の分離に成功していました。当時セント=ジェルジはこの物質を「ヘキスロン酸」と呼んでビタミンCとは別物として扱っていたのですが、実はこの物質こそが、後に判明する「ビタミンC」でした。
チャールズ・グレン・キングが純粋なビタミンCを分離したとき、それを間近で見ていた共同研究者が、セント=ジェルジに「あなたが牛の副腎から分離した物質は、もしかしてビタミンCだったのでは?」と内通したと言われています。
これによりセント・ジェルジは、5年前に自ら分離した物質が「ビタミンC」であったと仮説を立てて再実験。程なくして「ヘキスロン酸=ビタミンC」であったことを改めて証明したのです。
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