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(2018/5/10)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:アーム株式会社
物流、エネルギー・公益、スマートシティの分野で、IoTによるビジネス価値創出を支援
アーム株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:内海 弦)は、業界での採用が急速に拡大するArmのIoTプラットフォーム「Arm(R) Mbed™ Platform(アーム・エンベッド・プラットフォーム)」に関する最新動向を発表します。30万人以上の開発者コミュニティと80社以上のパートナー企業に支持されているArm Mbed Platformは、IoTの導入に伴う複雑性やセキュリティといった課題を解決し、物流やエネルギー・公益、スマートシティの分野を中心に、企業のビジネス価値創出を支援しています。
発表の主な内容:
対前年比30%増となる30万人以上の開発者を擁し、パートナー80社以上の支持を得て、Arm Mbed Platformの採用が急速に拡大
IBM Watson IoTとの連携を拡大、また、サイバートラストおよびGMOグローバルサインと協業し、BYOC(Bring-Your-Own-Certificate)方式による柔軟なIoTセキュリティ認証を実現
各社がインダストリー4.0へと移行する中、物流やエネルギー・公益、スマートシティの分野で、MbedがIoTによるビジネス価値創出の原動力に
Armにとって、1兆個もの機器がネットワークで接続される世界を実現するには、業界最高水準の効率性とセキュリティを備えたチップの設計以上のことが求められます。必要とされるのは、製品のライフサイクル全体を通じて、IoT機器のセキュアな開発、導入、管理をシンプルに行える環境作りです。これにより企業は、IoTによるデータがもたらす機会を活用し、業務データとの統合により、価値あるビジネスの成果へとつなげることが可能となります。しかし一方で、IoTによるビジネス成長の機会を追求することで、ITの複雑性やセキュリティの懸念の高まりに直面する企業が多いことも事実です。
セキュリティと統合の複雑性は、もっともな懸念であり、こうした問題を解決するのがArm Mbed Platformです。このプラットフォームは、コネクティビティ、デバイス管理、セキュリティ、プロビジョニングなど、IoTに必要不可欠なビルディングブロックを提供するもので、この1年間で30%増となる30万人以上の強力な開発者コミュニティの支持を得ています。
このほか、IBMがMbed CloudとIBM Watson IoT Platformの連携を行うなど、80社の協力パートナーによるエコシステムの成長にも支えられています。そして今回、IoT機器のより柔軟なセキュリティ認証を実現するため、私たちはMbed CloudとサイバートラストおよびGMOグローバルサインとの連携を実現しました。
業界を取り巻く変化に対応
Armは現在、IoTの進化の最前線に立ち、その大規模な実装において企業が直面する課題にも取り組んでいます。上記のパートナー企業との連携は、そうした活動による最新の成果のひとつです。現在の課題として、具体的にはサプライヤーの分断化、デバイスの多様性、IoT環境の複数のホスティング要件、規制の制約などが存在します。事実、Uptime Institute社によると、エンタープライズ・ワークロードの65%は、依然としてオンプレミスのデータセンター内に留まっており、企業にとっては、パブリッククラウドとプライベートクラウドの連携のみならず、オンプレミスの導入ソリューションのサポートも必要となっています(*1)。
こうした要求を踏まえた上でArmが提供するIoTデバイス管理サービス「Mbed Cloud」とその機能オプションである「Mbed On Premises」は、複数のパブリッククラウドとプライベートクラウド、オンプレミス、ハイブリッドの各種環境に対応し、顧客の求める強力なデバイス管理、コネクティビティ、プロビジョニングを実現できるよう設計されました。強力なセキュリティ、拡張性、および簡便性を兼ね備えることで、企業はその導入形態に関わらず自社のIoT環境全体を容易に管理できます。
セキュリティは最優先事項であり、協調的な取り組みが必要
IoTの導入において、セキュリティが障壁となることは許されず、容易な実装が求められます。Mbed CloudとサイバートラストおよびGMOグローバルサインとの新たな連携により、顧客はBYOC(Bring-Your-Own-Certificate)方式の柔軟かつセキュアなIoT導入が可能となり、既存の公開鍵インフラストラクチャを活用できます。セキュリティは、開発段階から組み込まなければなりません。そこでArmは、オープンソースの無償開発プラットフォームである「Mbed OS」を、Armが提唱するPlatform Security Architecture準拠のトラステッドブート、ストレージ、暗号化にOSとして初めて対応させる計画です。
しかし、セキュリティが組み込まれた場合でも、強力なセキュリティ体制を維持するにはソフトウェア・アップデートが必要なケースも多く、現場に導入済みの数百万個のデバイスを管理することが課題となります。IBM Watson IoT Platformとの連携の拡大により、同プラットフォームのユーザーは今後Mbed Cloudを通じて、自社のIoT機器のファームウェアの管理、プロビジョニング、アップデートをOTA(Over The Air)で行えるようになります。
インダストリアルIoTの実現
インダストリー4.0への移行が進む中、自動化とスマート製造に向けたトレンドとして、企業は自社のIoTの導入環境でデバイスを効率的に管理することで大きな差別化を図ることを模索しています。Arm Mbedは、IoT採用の障壁を打破することで、こうした企業を支援できる独自のポジションを確立しています。これにより、顧客企業は新規市場への進出が可能となり、より高い価値をエンドユーザーに提供し、インダストリアルIoTが生み出す価値を追求できます。
Armが顧客のビジネス価値創出を支援している事例としては、GMOクラウド(https://youtu.be/kE1CmCAfhrU)のほか、既存インフラストラクチャの容易なセキュリティ保護とIoTへの接続をサポートしている、ベルギーのAlphatronics社による廃棄物管理会社の事例(https://blog.mbed.com/post/alphatronics-connects-mbed-boost-business-efficiency)が挙げられます。
「第7回 IoT/M2M展」に出展
Armは、東京ビッグサイトで現在開催中の2018 Japan IT Week内「第7回IoT/M2M展 春」に出展しています。IoT分野におけるArm関連の最新情報を一度に入手できる機会ですので、ぜひArmパビリオン(ブース小間番号 西 8-1)へご来場ください。さらに、5月11日(金)の午後12:30より、特別講演としてArmのIoTサービスグループ担当プレジデントであるディペッシュ・パテル(Dipesh Patel)が、「データ革命の時代へ」をテーマとした講演を行います(セッション番号 IoT-S3)。数十億にもおよぶコネクテッドデバイスのプラットフォームであるArmの立場から、産業規模のIoTを実現するための課題とその解決策を解説します。Armパビリオンの詳細は、以下リンク先をご参照ください。
https://pages.arm.com/iotm2m-japan.html
*1 出典:Uptime Institute (‘Data Center Industry Survey,’ May 2017)
参考リンク(英語)
Arm Mbed Platform: https://www.mbed.com/en/
Mbed CloudとIBM Watson IoT Platformの連携: https://blog.mbed.com/post/arm-ibm-simplify-iot-data-analytics
Mbed CloudとCybertrustおよびGlobalSignとの連携: https://blog.mbed.com/post/extending-security-cybertrust-globalsign-partnership
Mbed Cloud: https://www.mbed.com/en/platform/cloud/
Mbed On Premises: https://blog.mbed.com/post/introducing-mbed-on-premises
Mbed OS: https://www.mbed.com/en/platform/mbed-os/
Arm Mbedについて
Arm Mbedは、IoTのデバイスおよびアプリケーションを開発し、フィールドにおいてデバイスをセキュアに管理したり、プロビジョニングやコネクティビティを実現するために不可欠な要素を包含するIoTプラットフォームです。具体的には、IoTデバイス組み込み用OSから、ネットワーク経由でデバイスを管理するクラウドサービス、各種ツールおよび開発エコシステムまでを包括的に提供します。IoTを利活用する企業は、Mbedプラットフォームを導入することで、アプリケーション開発の所要期間を劇的に短縮できるほか、パブリッククラウドかプライベートクラウドか、オンプレミスかハイブリッドかといった構成を問わず、クラウド環境にIoTデバイスをセキュアに接続し、管理したりアップデートしたりすることが可能です。さらに詳しくは、 https://www.mbed.com/ をご覧ください。
Armについて
Armテクノロジーは、コンピューティングとコネクティビティの革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れた高度なプロセッサ設計は、1,000億個ものシリコンチップでインテリジェンスを実現しており、各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、さまざまな製品をセキュアにサポートしています。世界最大のビジネスブランドや消費者ブランドをはじめ、1,000社以上のテクノロジー パートナーと協力することで、Armは現在、チップ、ネットワーク、クラウドの内部で行われる演算のあらゆる分野でArmイノベーションを牽引しています。
全ての情報は現状のまま提供されており、内容について表明および保証を行うものではありません。本資料は、内容を改変せず、出典を明記した上で自由に共有いただけます。ArmはArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。(C) 1995-2018 Arm Group.
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