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(2018/5/16)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:ユリシーズ株式会社
500 Startups Japan等から5000万円を調達
ユリシーズ株式会社(東京都千代田区、代表取締役 : 諸岡裕人)は、2018年5月16日より、食品工場の現場データを集計し管理するSaaS型ソフトウェア「KAMINASHI」(https://kaminashi.com)のβ版の提供を開始いたします。β版に先駆けてリリースしたクローズドβ版は、すでにテスト導入を含め7社に導入されています。
また、2017年8月に、500 Startups Japan(東京都千代田区、代表 : James Riney)、
BEENEXT PTE.LTD(シンガポール、Founder & Managing Partner:佐藤輝英)、他1社から総額5000万円のシード資金を調達しています。今回の調達を基に、生産性管理に関する新機能の開発やサポート体制の強化を行ってまいります。
■KAMINASHIとは?
「KAMINASHI」は、食品工場の現場において紙に手書きで行われている帳票の記録を全てデジタル化するサービスです。例えば、食品の温度を管理する必要がある場合、これまでは紙に手動で記録することがほとんどでした。『KAMINASHI』を利用すれば、温度計で計測した温度をデータとしてクラウドに自動で保存するなど、記録の手間を省略できます。自由にカスタマイズ可能なチェック項目と、直感的な操作が出来るユーザーインターフェースで、全ての食品工場のIT化をサポートします。
■端末のセンサーで温度を計測、データは自動でクラウドへ
■データはパソコン側でひと目で確認、取引先ごとにPDFで出力も
■今後の展開
今後は、生産性向上を支援する機能の拡充を行っていきます。集計したデータから理想的な1日のワークスケジュールを自動で生成し、KAMINASHIのアプリがそのスケジュールを基に作業者に目標時間を直接提示するといった機能を実装する予定です。
今まで埋もれていた膨大な現場データをITの力で可視化し、安全で収益があがる強い現場づくりを支援します。そのための一歩として、まずは工場の紙を”ゼロ”にするという目標を「KAMINASHI」で実現します。
■開発の背景
【代表の経験】
代表の諸岡は前職で航空機内食製造のオペレーションを行っていました。厳しい衛生基準を満たすため、現場では管理のための手書きの帳票が毎日200~300枚も発生していました。従業員には日本語の読み書きが苦手な外国人労働者が多く、ミスも多発しがちでした。また、作業が終わったあとには、この帳票を1枚ずつチェックする必要がありました。
【IT化の進まない食品工場】
2020年の東京オリンピックを前に、厚生労働省はHACCP(危害要因分析重要管理点)という管理手法を義務化し、食品衛生の管理基準を厳格化する取り組みを進めています。また、人手不足に伴って今後も続いていく外国人労働者の増加など、食品工場の現場は今まさに改革の必要に迫られています。しかし、独自のシステムを構築してIT化をするためには、最低でも1億円程度という莫大なコストが掛かってしまいます。そのため多くの工場では、従来の手書きでの管理が続いています。
【全ての食品工場にすぐに導入できるSaaSを】
このような背景を踏まえ、「どんな工場でもすぐに導入できる」、「どんな方でも使うことができる」ことを最優先にして「KAMINASHI」を開発しました。初期費用が抑えられる月額課金制を採用し、従業員のトレーニングも含めて最短1週間で現場への導入が可能です。クローズドβ版はミャンマーやベトナム、ネパールなどの複数の国籍のユーザーにご利用いただいています。使用にIT知識を問わない設計で、ユーザーの最高年齢は67歳です。
■会社概要
会社名:ユリシーズ株式会社
所在地:東京都千代田区内神田2-13-2 梶山ビル3F
代表者:代表取締役 諸岡 裕人
設 立:2016年12月15日
資本金:2,000,000円
事業内容:IoTデバイス、関連システムの開発
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