Marvell、北米で初のCISPR 25準拠、オートモーティブ向けEMC試験施設を開設

北米の半導体メーカーとして初のCISPR 25準拠のオートモーティブ向け電磁両立性 -- 試験施設を開設し、業界をリードする車載コネクティビティ・ソリューションのイノベーションと開発を推進


ストレージ、ネットワーク、コネクティビティの半導体ソリューション大手のMarvell Semiconductor, Inc. (本社: 米国カリフォルニア州サンタクララ、NASDAQ: MRVL、以下Marvell) は、北米にオートモーティブ向け電磁両立性 (EMC) 試験施設を開設しました。最新鋭のEMC試験施設はCISPR 25に準拠しており、エミッション、イミュニティ、ESDに関する幅広い社内試験に対応します。この新しい施設により、Marvellの車載イーサネット製品を組み込んだシステム・ソリューションが自動車メーカーに課せられる厳しいEMC要件を満たすとともに、市場投入期間の短縮が可能となります。また、最新鋭のEMC試験施設により、Marvellの次世代オートモーティブ認定取得製品の開発力を強化し、自動車業界に対するMarvellの長期的なコミットメントを実証します。

自動車メーカーは、ユーザ・エクスペリエンス、安全性やセキュリティ向上のため、高周波数で動作する複数の電子制御装置 (ECU) を搭載する際、多くの新しいEMC問題が発生します。これらのECUは、150キロヘルツから10ギガヘルツ以上まで、車内のECUや外部機器から電磁妨害 (EMI) やノイズを受けることが増えています。EMI妨害を抑えることにより車の必要不可欠な機能が高い信頼性で動作できるようになります。さらに、インフォテインメント・システムにおけるストリーミング配信される音楽や動画などが途切れなくスムーズな動作にも貢献します。

車載ECUの増加と周辺車両からのEMIにより、車載向け半導体メーカーは、IEC・ISOやAEC-Q100規格で定められた厳しいEMCやESDの要件を満たすことを迫られています。Marvellの新しいEMC試験施設は、Marvellの製品やソリューションがIEC CISPR 25、IEC 62132、IEC 61967、IEC 61000、ISO 11452、ISO 10605、ISO 7637などのEMCの要件や、その他のOEM独自のEMC要件を満たすために必要な試験機能を提供します。

Marvellのオートモーティブ・ビジネスユニット担当バイスプレジデント兼ジェネラル・マネージャーであるWill Chuは、次のように述べています。「Marvellは、オートモーティブ市場向けの革新的なコネクティビティ・ソリューションの開発に注力しています。MarvellのオートモーティブEMC試験施設は、Marvellがお客様の成功を支援する明確な事例です。ほかに例を見ないこの施設を通じて、オートモーティブのお客様が抱える困難なEMC問題の解決を、効果的かつ効率的にサポートいたします。」

Strategy Analyticsのグローバル・オートモーティブ・プラクティス担当ディレクターであるIan Riches氏は、次のように述べています。「自動車の電動化、運転支援、自動運転、高度なコネクティビティ・ソリューションという自動車業界の大きなトレンドはよりチャレンジングなEMC/ESD環境を生み出し、その問題解決が課題となっています。今日のオートモーティブ半導体メーカーは、ケイパビリティを高め、これらの問題を克服する現実的な提案を生み出すことにおいて、より多くの責任を負うことを求められています。MarvellのEMC試験施設の開設はオートモーティブ業界にとって重要な出来事であり、Marvellの競争力を高めるものと期待されます。」

CISPR 25準拠のEMC試験施設を提供したAP Americas, Inc.のCEO兼社長であるKirk Grummer氏は、次のように述べています。「オートモーティブ業界向けに複数のCISPR 25準拠EMC試験施設を開発してきましたが、これほど高度なエンジニアリング施設に投資した半導体メーカーは初めてです。Marvellと協業することができ、非常にうれしく思います。また、非常に困難なEMCの問題を解決するための最新のテクノロジー、ツール、手段に対するMarvellの深い理解に感銘を受けました。」

■Marvellについて
Marvellは当初、かつて不可能と思われたデータの転送速度を可能としてデジタル・ストレージ業界に革命をもたらしました。そして今日では同様の画期的な技術革新がMarvellのストレージ、ネットワーキング、およびさまざまなコネクテッド・ソリューションの中核となっています。Marvellの半導体ソリューションは業界をリードするIP (知的財産) に加え、詳細なシステム・レベルでの知識を有し、エンタープライズ、クラウド、オートモーティブ、インダストリアル、コンシューマ市場において変革し続けています。詳細はURL: http://www.marvell.comをご覧ください。

Marvell(R)およびロゴはMarvellおよびその関連会社の登録商標です。

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情報提供元：PRTIMES
本リリースの掲載元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000033340.html