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第27回モンブラン国際文化賞~17の国と地域で本年度の受賞者決定~日本では企業として初となる「寺田倉庫」(代表取締役 中野善壽氏)が受賞。2018年8月8日に授賞式開催

(2018/5/28)

カテゴリ:イベント

リリース発行企業:リシュモン ジャパン株式会社

第27回モンブラン国際文化賞~17の国と地域で本年度の受賞者決定~日本では企業として初となる「寺田倉庫」(代表取締役 中野善壽氏)が受賞。2018年8月8日に授賞式開催

四半世紀を超える歴史を持つ「アート界のオスカー」。2018年度は、2020年を見据え天王洲エリアリバイバルで注目を集める寺田倉庫(代表取締役 中野 善壽氏)が受賞。



         左:2018年の日本における受賞 寺田倉庫(代表取締役 中野 善壽氏)
         右:「モンブラン国際文化賞」のオリジナルロゴ

 「モンブラン国際文化賞」は、モンブラン文化財団によって1992年より毎年実施されており、文化芸術の分野において、長年にわたり情熱と強いヴィジョンを持って、若い才能の育成や、アーティストの活動をサポートし続けている個人または団体の栄誉をたたえるアワードです。同賞は、創設以来これまでに、英国皇太子殿下、英国出身の指揮者であるサイモン・ラトル氏、フランスのファッションデザイナーであるアニエスベー氏、イタリアを代表する建築家レンゾ・ピアノ氏、そして日本では、アーティストのオノ・ヨーコ氏、歌舞伎俳優の市川猿翁氏、指揮者の小澤征爾氏、音楽家の坂本龍一氏をはじめとする高名な方々に贈られてきました。
今年度の受賞者は、2020年を見据え天王洲エリアリバイバルや日本におけるモダンアートシーンの分野でのダイナミックな活動など、未来の新しい形のアートパトロンとして活躍されてきた「寺田倉庫」(代表取締役 中野 善壽氏)に決定致しました。なお、日本における同賞の受賞者としては初の法人格となります。


       寺田倉庫 本社 寺田倉庫               代表取締役 中野 善壽氏

 受賞者は、モンブラン文化財団が各国から選び抜いたノミネーター(推薦人)とモンブラン文化財団の選考によって選出されます。各国を代表するアーティストで編成されるノミネーターも、受賞者の豪華な布陣とともに、芸術への影響力が大きい世界で最もクリエイティブな方たちです。2018年の日本におけるノミネーターに選出された方は、ビジュアルデザインスタジオ、wOw代表の高橋裕士氏、ギャラリストの小山登美夫氏、ドイツ在住アーティストの塩田千春氏の御三方です。日本では1994年から欠かさず実施されており、わが国における「アートパトロナイズ」に対する啓蒙に努めてきました。この活動は、筆記文化の牽引役を自負し、様々な形で文化芸術支援を行っているモンブランにとって、最も重要な活動のひとつとなっています。


   高橋 裕士氏         小山 登美夫氏          塩田 千春氏

今を生きるパトロンと歴史上の偉大なパトロンとの出会い。
モンブラン 特別限定品万年筆「ルートヴィヒ2世」

 人類文明を構成する基本的な要素のひとつである筆記文化に深く根付いた伝統を有するモンブランは、創業以来芸術・文化活動を支援し続けています。そうした活動の中でも、四半世紀を超える歴史を持つ「モンブラン国際文化賞」は、アーティストではなく、アーティストを影で支える人々の活動を称えるユニークなアワードとして独自の存在感を確立しています。1992年にモンブラン文化財団によって創設された同賞は、毎年、芸術および文化の発展・繁栄のために無私無欲で惜しみない支援活動をしている現代のアートパトロンへ、その傑出した功績を称える証として授与されます。各国から選ばれたモンブラン国際文化賞の受賞者には、主賞として、モンブラン文化財団より15,000ユーロの小切手が授与されます。小切手のあて先は、受賞者が指定し、受賞者が支援する団体へ寄付となります。さらに、副賞として、モンブラン特別限定品万年筆「パトロンシリーズ」より、受賞者のためだけに製作されるスペシャルバージョンが授与されます。この「パトロンシリーズ」は1992年の同アワードの発足より毎年発表されるコレクションで、歴史上名偉大なアートパトロンをテーマに製作されます。これまで「ロレンツォ・ディ・メディチ」「ポンパドール夫人」「エカテリーナ2世」などにオマージュを捧げたコレクションが作られており、2018年は、ワーグナーの庇護者として知られるバイエルン王「ルートヴィヒII」に想を得た万年筆です。スペシャルバージョンは、毎年の受賞者の数とモンブラン博物館に収蔵されるものだけしか生産されない希少な作品です。
2018年モンブラン 特別限定品万年筆 「ルートヴィヒ2世」


 モンブラン国際文化賞の賞品・賞金は、「芸術・文化の保護・発展への献身」という同賞の精神を反映し、過去の受賞者や選考にあたった審査員が列席する授賞セレモニーにおいて、各受賞者へ授与されます。長年にわたり同賞受賞者へ贈られた賞金は総額500万ユーロを超え、これまでに250件を超すプロジェクトの支援に充てられています。


第27回モンブラン国際文化賞 各国の受賞者
日本:寺田倉庫 Warehouse TERRADA
(天王洲エリアリバイバルとアートの支援)

ブラジル:モニカ・ナドール
(JAMACアートプロジェクト)

中国;広州時代美術館
(コンテンポラリーアートの普及)

フランス;サンドラ・ヘジェダス
(SAM アートプロジェクト)

ドイツ:ユルゲン・ウェセナー
(前衛芸術家の支援)

ギリシャ:Phenomenon / Anafi(アナフィ島 フェノミナンアートプロジェクト)
(コンテンポラリーアートのコレクションと保護)

イタリア:メモ財団
(コンテンポラリーアートの支援)

香港:クレール・ヒューとジョナサン・チャン
(アジア・アート・アーカイブ)

韓国:ユン・ジョン・チョイ
(パラダイス文化財団/パラダイス福祉財団)

中南米:ホアン・ヤール
(チリの地元アーティスト支援)

中近東:ザザとフィリップ・ジャブレ
(レバノンの文化発展への寄与)

メキシコ:ヨシュア・オコン
(SOMA芸術家委員会)

ロシア:アーシャ・フィリッポーヴァ
(非営利文化センター「PROEKT_FABRIKA」などアーティストへの継続的支援)

スペイン:ホセ・マリア・ラファンテ
(ラファンテ・アーカイブ)

スイス:ユーベール・ルゼール
(多様なアート作品のコレクション)

イギリス:キャサリン・ぺティタガス
(ライブ・アート・プログラム)

アメリカ:ローラ・ドネリー
(アート・マターズ)

日本における受賞
寺田倉庫(代表取締役 中野善壽氏)
Warehouse TERRADA (CEO Mr. Yoshihisa Nakano)

受賞理由:
天王洲エリアリバイバルなど
新たなタイプのアートパトロンとしてのダイナミズムに対して


日本におけるモダンアートシーンの分野で「寺田倉庫」のダイナミックな活動の数々は、未来の新しい形のアートパトロンの役割を示唆しています。代表取締役の中野善壽氏は、自らがアートコレクターであるばかりでなく、アーティストやアートパトロンたちの救世主でもあります。倉庫空間を活かした自社スペースはアートイベントを開催する最もホットなスポットのひとつとされ、2017年には「DAVID BOWIE is - デヴィッド・ボウイ大回顧展」も開催されています。若手アーティストを支援することを目的としたアートアワードの開催、希少性の高い画材を集めた画材ラボ、レンタルアトリエ、アート作品の運送・展示・保管・修復をワンストップサービスで提供するなど、中野氏のリーダーシップのもと、天王洲エリアはアートの聖地として生まれ変わりました。また、音楽の分野においても昨年10月に、世界中の音楽家のライフスタイルを変えうる電子楽譜専用端末「GVIDO」を発売しています。日本における同賞の受賞者としては初の法人格となりますが、個人の情熱や審美眼ならびに先見の明が、企業 活動を通して増幅され、大きな結実と効果を実現しているこのケースは、今こそ讃えられるべきものです。

第27回モンブラン国際文化賞 授賞セレモニー
受賞者:寺田倉庫(代表取締役 中野 善壽氏)
日程:2018年8月8日(水)
会場:寺田倉庫B&C HALL(東京都品川区)
※詳細なご案内は追ってお送りいたします。

寺田倉庫について
1950年東京・天王洲の地に創業した寺田倉庫は、スペースを活用するノウハウを駆使した保存・保管の技術向上を追求しており、美術品、ワイン、メディアといった専門的な商品の保存・保管技術においては業界内で高い評価を得ております。近年では、アートの発信地・集積地としての天王洲をコンセプトに、アート関連事業に注力。その領域は美術品修復施設や画材ラボ、ギャラリー、ミュージアム等の施設運営、また後世に継承されるべき伝統芸能のサポート等芸術文化活動への積極的な支援など多岐にわたります。

代表取締役・中野 善壽(なかの よしひさ)
1944年生まれ。伊勢丹を経て、鈴屋にて海外事業や商品開発担当、代表取締役専務など歴任。パリ、ニューヨークに駐在し海外出店を推進。その後台湾に渡り、中国力覇集団百貨店部門代表、遠東集団董事長特別顧問及び亜東百貨COOを経験。2011年寺田倉庫入社、2012年より代表取締役を務める。同社では大規模な組織再編や、事業構造の改革を行い、Webサービス構築の推進や、スペースを活かしたアートコンテンツ事業の展開など、従来の倉庫業の領域を超える事業の指揮を執る。また、個人で台湾に会社を設立し、アジア各国の商業施設開発コーディネーター&アドバイザー業務を受託、現在に至る。2015年中華民国政府文化部名誉顧問就任。27年に渡り台湾に在住、現在に至る。

モンブランについて
モンブランは1906年以来の先駆的な精神に則って、画期的な技術革新で筆記文化に革命をもたらすタンク式の万年筆を世に送り出しました。現在、モンブランは、頂点を極めた筆記具はもちろん、時計、レザーアイテム、アクセサリー、香水、アイウェア等の分野にその領域を開拓し、精緻なクラフツマンシップを進化させ続けています。おのおのの分野において、伝統に磨かれた新しい機能性と画期的なデザインを提供するため、その分野における最高の職人技を捜し求めた結果、筆記具はドイツのハンブルク、時計はスイスのジュラ地方のル・ロックルとヴィルレ、レザーアイテムはイタリアのフィレンツェに自社工房を設立しました。生涯の伴侶として相応しいパフォーマンス、新鮮さ、品質、スタイルを約束するのは、アイコニックなモンブランのブランドロゴマークです。最近はデジタルツールの開発にも積極的に取り組んでおり、その革新的な精神は変わらずに今もなお息づいています。


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