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(2018/6/4)
カテゴリ:その他
リリース発行企業:モーションリブ株式会社
モーションリブ株式会社(本社神奈川県川崎市 代表取締役CEO:溝口貴弘)が開発、販売する、やさしいチカラを制御するリアルハプティクス技術※を誰でも簡単に機械に組み込むことが出来るICチップ「AbcCore」を使用して、ソフトバンク株式会社と慶應義塾大学ハプティクス研究センターが共同で、人型ロボット「Pepper」に装着した力触覚伝送用グローブと、遠隔地にいる人間が装着した遠隔操作用グローブの間での、5G無線通信による力触覚伝送・再現の実証実験に成功しましたことをお知らせいたします。
※ 「リアルハプティクス」はモーションリブ株式会社の登録商標です。
【背景】
モーションリブ株式会社は、慶應義塾大学のハプティクス研究センターで研究を進めてきたリアルハプティクス技術が産業化のフェーズを迎えたため、本技術の産業界への実装を実現させるために設立したベンチャーです。
同研究センターでは、次世代の社会をより豊かで明るく繁栄させるために、機械が人をやさしく支援し、人と機械が協働する未来を作る事を目指してこれまで研究開発を推進して来ました。
普段生活する上ではあまり意識しませんが、私たちはモノに触る/握る/持つとき、力加減を絶え間なく行っています。 これは「力触覚」という生物の根源的な感覚であり、物理的なインタラクションを伴う作業には欠かせない能力です。 実はこれまでの機械は力加減ができず、モノに触ることが苦手でした。 機械にリアルハプティクス技術を使うことで力加減が得意となり、壊れやすいモノや、形のわからないモノをやさしく触ることができるようになります。
当社は、機械が人間に寄り添う社会の早期実現のために、「AbcCore」を慶應義塾大学ハプティクス研究センターが主催するハプティクス協議会へ参画している企業に対し先行提供しており、今回の実証実験の成功もその一環の成果のうちの一つです。
【モーションリブ株式会社について】
モーションリブ株式会社は「世界に、やさしいチカラを。」を合言葉に、機械が力触覚を自在にコントロールするために必要なリアルハプィクス技術について、機械への実装を可能にするための研究開発から、キーデバイスである「AbcCore」の製造販売まで行う慶應義塾大学発ベンチャーです。
「AbcCore」は力センサや特殊なモーターなどを必要とせず、力加減や力触覚伝送の制御を実現する点に大きな技術的優位性をもっています。 この「AbcCore」は、すでに一部上場企業を含む30社以上の企業に先行提供されており、共同研究に採用されています。
また当社は、共同研究を行う「ソリューション事業」、「AbcCore」を提供する「デバイス事業」、技術を提供する「ライセンス事業」の3つの事業を柱に、お客様の製品企画から量産販売までをサポートできる体制を構築しています。
モーションリブ株式会社では、リアルハプティクス技術の実用化をさらに加速するために、共同研究企業様の募集および人材の採用を積極的に行っております。
【ソフトバンク株式会社について】
URL:https://www.softbank.jp/
※ 本実証実験に関する詳細は以下のプレスリリースをご覧ください。
■力触覚情報の伝送における5Gの有用性を確認
https://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2018/20180511_01/
【慶應義塾大学ハプティクス研究センターについて】
URL:http://haptics-c.keio.ac.jp/
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