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企画展『阿部展也―あくなき越境者』を新潟市美術館にて開催(会期2018年6月23日~8月26日)

(2018/6/12)

カテゴリ:イベント

リリース発行企業:新潟市

企画展『阿部展也―あくなき越境者』を新潟市美術館にて開催(会期2018年6月23日~8月26日)

新潟から世界へ―「あくなき越境」を続けた奇才の全貌を紹介。

新潟県五泉市に生まれ、ローマで没した阿部展也(あべ・のぶや)。出世作の詩画集『妖精の距離』から、戦後美術のアイコンともいうべき《飢え》、日本では珍しいエンコースティック技法の作品、そして晩年に描いた幾何学的抽象の「Rシリーズ」まで。世界を駆け回り、あくなき創造の探求を続けた「越境」の足跡を、初公開資料も含めた約550点の作品と資料でたどります。


大辻清司《阿部展也ポートレート》1950年
新潟県五泉市出身の阿部展也(あべ・のぶや/本名:芳文/1913~71年)は、1937年、詩人で美術評論家の瀧口修造との共作による詩画集『妖精の距離』で一躍注目され、画家として本格的なスタートを切りました。また、写真家としても、雑誌『フォトタイムス』を中心に活動し、特に戦前期の日本写真史において注目すべき足跡を残しています。戦後、画壇に復帰した後はキュビスムやシュルレアリスム、アンフォルメル、幾何学的抽象へと目まぐるしく画風を変化させました。

画家、写真家、評論家、そして中世墓石彫刻の研究家等々、様々な顔をあわせ持ち、58歳でローマにて客死するまで、まさに「あくなき越境者」として世界を所狭しと駆け回りました。

本展は、新潟市美術館が所蔵する阿部作品を核に、全国の公立美術館や個人の所蔵作品、関連作家の作品など約550点により構成。近年の調査で新たに所在が明らかになった、戦前の紙焼き写真や大量の制作メモなど、初公開の作品・資料もご紹介します。
《花子》1949年、富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館
《作品》1968年、浜松市美術館
【美術館HP】
 http://www.ncam.jp/

【基本情報】
 会  場   新潟市美術館 企画展示室
 会  期   2018年6月23日(土)~ 8月26日(日)57日間
 開館時間   9:30~18:00(券売は17:30まで)
 休 館 日   月曜日(ただし7/16・8/13は開館)、7月17日(火)
 観 覧 料   一般1,000円(800円) 大学・高校生800円(600円)中学生以下無料
        *( )内は前売・団体(20名以上)およびリピーター割引料金
        *前売は一般のみ
        *障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方および一部の介助者は無料
 前 売 券   販売期間 ~6月22日(金)
       【販売所】
        新潟市美術館、新潟市新津美術館、新潟県立近代美術館、新潟県立万代島美術館、
        hickory03travelers、シネ・ウインド、セブン-イレブン(セブンチケット)、
        インフォメーションセンターえん

 主  催 新潟市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
 共  催 BSN新潟放送、TeNYテレビ新潟
 協  賛 ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜
 助  成 芸術文化振興基金
 後  援 五泉市教育委員会

【関連イベント】
 1.講演会「なぜ阿部展也は日本近代美術史上かくも重要な存在なのか」
 講師 大谷省吾(東京国立近代美術館美術課長)
    専門は日本近代美術史。特に、シュルレアリスムの日本における受容と展開。
    「地平線の夢 昭和10年代の幻想絵画展」(2003年)で倫雅美術奨励賞受賞。
    著書に『激動期のアヴァンギャルド シュルレアリスムと日本の絵画1928-1953』
    (国書刊行会、2016年)等。

 日時 7月15日(日)14時~(約90分)
 会場 美術館講堂(先着80名)

 2.美術講座「日本写真史の一系譜 阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄」
 講師 松沢寿重(新潟市美術館主幹/学芸員)
 日時 7月21日(土)14時~(約90分)
 会場 美術館講堂(先着80名)

 3.美術講座「エンコースティックと阿部展也」
 講師 上池仁子(新潟市美術館学芸員)
 日時 8月18日(土)14時~(約90分)
 会場 美術館講堂(先着80名)

 4.担当学芸員によるギャラリートーク
 日時 6月24日(日)、7月8日(日)・29日(日)、8月12日(日)・26日(日)  各14時~(約30分)
 会場 企画展示室(要・当日観覧券)

【問合せ先】
 新潟市美術館
 〒951-8556 新潟市中央区西大畑町5191-9
 TEL: 025-223-1622 FAX: 025-228-3051 E-mail:museum@city.niigata.lg.jp

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