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<2018年夏休み(7/14~9/30出発)海外旅行 予約動向>人気渡航先は10年連続でハワイが1位!出国ピークは「山の日」 海外旅行が増加傾向

(2018/7/2)

カテゴリ:調査レポート

リリース発行企業:株式会社エイチ・アイ・エス

<2018年夏休み(7/14~9/30出発)海外旅行 予約動向>人気渡航先は10年連続でハワイが1位!出国ピークは「山の日」 海外旅行が増加傾向

 株式会社エイチ・アイ・エス(本社:東京都新宿区 以下、H.I.S.)は、夏休み(2018年7月14日~9月30日)の予約状況から、海外における旅行動向について下記のとおりまとめました。





<H.I.S.夏休み 海外旅行人気ランキング>



調査日:2018年6月17日、調査対象:H.I.S.の海外ツアー・航空券、対象出発日:2018年7月14日~9月30日(前年同期対比)
※自由旅行とは、航空券のみ又は航空券とホテルなどの手配を組み合わせた予約のこと
※パッケージツアーとは、H.I.S.が主催し募集をかけた、旅の素材をパッケージした商品のこと

10年連続のハワイ総合1位!


 今年もハワイ人気は継続しており総合1位となりました。これは、2009年より連続10年の記録となります。(参考:2008年1位/ソウル、2位/グアム、3位/ハワイ)年中温暖で、かぞく旅行はもちろんのことハネムーナー、女子旅にも選ばれやすい旅先として確立しており、絶えず新しいホットスポットや最新グルメが生まれていることが長年の人気の基となったと考えられます。
 2位にはソウルがランクインしました。昨年は地政学的リスクによりパッケージツアーのランクが下がっていたソウルですが、今年は昨年より2倍以上のご予約数があり、急上昇しております。成田線のエアソウルや松山線のチェジュ航空など、LCCの増加により安価に国内旅行感覚で行くことができる旅先として人気です。
 4位にランクインしたグアムは、日本路線の運休や減便、機材の縮小などにより昨年より座席供給率が約3割減となっておりますが、H.I.S.では7月21日~10月24日にかけて毎日、約18,000席分の成田線チャーター便就航を予定しており、不足する座席需要の強化を図ります。

人気出発日はお盆休み初日の「山の日」
 迎え火の8月13日、送り火の8月16日までが一般的に「お盆」と呼ばれ、一部企業などはお盆休みとして設定されております。2016年に設定された祝日「山の日」を含め、お盆前が土日にあたることもあり6連休、または、17日を休むことで最大9連休になり、今年のお盆期間は海外旅行に行きやすい環境となっております。人気の出発日も「山の日」である8月11日、または、近辺の日付に集中しております。
 今年は8月19日よりイスラム教徒の年に1度のハッジ(大巡礼)が始まり、世界中から約400万人がメッカ(サウジアラビア)を訪れます。日本からも国籍問わず参加される方が年々増えております。H.I.S.はハッジ用のビザ代行会社に認定を受けており、8月11日出発の中にはハッジのお客様も多く含まれております。(参考:8月11日出発メッカ滞在22日間 プレミアムエコノミー利用 58万8,000円)

<夏休み 予約急上昇ランキング>



ウルル(エアーズロック)に駆け込み需要!
 かつてエアーズロックと呼ばれたウルルは高さ348mと東京タワーよりも高い世界最大の一枚岩で、アボリジニの言葉で「偉大な石」という意味があり、聖地となっております。来年10月26日より登頂禁止が発表されており、今年に入り駆け込みでお申し込みをされる方が増えております。そのときどきの天候状況により登頂許可が決まるウルルですが、許可状況は非常に厳しく、2017年は1年で107日でした。夏休みも含まれる4月~9月は雨量も少なく乾季のため、登頂できるチャンスが高くなることも増加の要因と考えられます。



 2位には中央アジアに位置するウズベキスタンが入りました。シルクロードの要として東西文化が交じり合う国で、タイル装飾が美しいサマルカンドや古都ブハラなど、日本ではまだ馴染みのない旅先ですが最近注目が高まっております。8月~10月に成田-サマルカンド//タシケント-成田の往復直行チャーター便が就航することもあり、利便性の向上とともに多くのお客様からご予約をいただいております。今年の2月から日本国籍の方はビザが不要となり、緩和からの需要増加も考えられます。
 3位、4位には中東からトルコのイスタンブールと、エジプトのカイロが入りました。地政学リスクにより、観光需要の減少傾向と共に減便などの影響が出ていた中東ですが、近年の政治の安定や定期便の復活、チャーター企画の設定などにより、昨年より旅行者が戻りつつあります。観光資源に恵まれた世界有数の観光大国であるトルコ、エジプトは日本でも人気の渡航先であったことから、今後も増加する可能性を期待します。
 5位にはカサブランカがランクインしました。モロッコはSNSでも注目されており、女性を中心として人気が上昇しております。昨年末に発表した「H.I.S.ヒット予測2018」においても、第2位にランクインしており、新しい旅先としてのニーズが高まっております。
(参考:H.I.S.ヒット予測2018 https://www.his.co.jp/material/pdf/n_tr_20171214.pdf

2018年上半期注目のあの国は?
 上位以外において、2018年上半期に注目された国・地域においては以下のとおりでした。

■ロシア
 日本代表選手の活躍が大きな話題となっているロシアの夏休みの予約は、前年比151%という伸びになっております。ワールドカップ期間中は、試合会場のある11都市に分散しておりますが、期間終了後は、例年通り観光地として人気の都市モスクワとサンクトペテルブルクに集中しております。気候のよい夏から黄金の秋と言われる観光ベストシーズのため、多くのお客様からのご予約をいただいております。
■アナハイム
 日本人選手の活躍により一躍話題になったアナハイムですが、夏休みの予約は前年比210%と好調です。観戦目的のお客様だけでなく、ディズニーランド発祥の地として有名なアナハイムには、夏休み期間は特にかぞく旅行で行かれる方が多くいらっしゃいます。少し足を延ばせばロサンゼルスに行くこともでき、楽しみ方はさらに倍増です。

  今年の夏休み期間の海外旅行は昨年に比べ全体で2桁増と大きくご予約が伸びております。働き方改革により、休みの取得方法の改善や、世界情勢の安定が少なからず影響していると考えられ、旅行意欲の向上が需要増の要因となっていると思われます。

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