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(2017/10/20)
カテゴリ:その他
リリース発行企業:公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン
国際NGOプラン・インターナショナル(以下、プラン)は、バングラデシュに逃れたロヒンギャの人々に対し、子どもの保護と、安全な水と衛生分野を最優先とした緊急支援を実施しています。これらの支援活動にともなう寄付を受け付けております。
【ロヒンギャ難民および避難所の状況】
2017年8月末からミャンマーのラカイン州で発生した暴動とその混乱が原因で、8月25日からの約2カ月で53万人以上のロヒンギャの人々(その大部分は子どもと女性)が暴力を逃れ、ミャンマーのラカイン州からバングラデシュの南東部コックスバザール県に到着しています。(2017年10月17日現在)
人々は、バングラデシュまでの非常に危険な道のりを、モンスーン時期の激しい雨とうだるような暑さのなか、多くはジャングルを徒歩で移動してきました。
国連機関の報告によると、新たに到着した人々は、数日間の徒歩での移動で、栄養不良や病気にかかっている状況です。また、幼い子どもや高齢者の間では水を媒介とする伝染病のリスクが最も高まっています。
コックスバザール県の泥だらけの丘陵地帯には、何千人もの難民が何もないところでその場をしのぐためにキャンプをしています。 安全な水やトイレはなく、 着の身着のままの難民たちが突然1カ所に集中することは、病気の蔓延が子どもの安全を脅かすなど、深刻なリスクを引き起こします。
【プラン・インターナショナルの活動状況】
プランは、活動地域で政府からの許可を取りつけ、職員を派遣してコックスバザール県で支援を必要としている人々に人道的対応を開始しています。危機に陥っているすべての子どもたちの安全と生活環境の改善に注意を払っています。
初期の対応として行っている、ジェンダーに基づく暴力の予防と対応を含む子どもの保護、命にかかわる安全な水と衛生分野を最優先に、引き続き活動を行います。
また、強制的に避難した子どもたちの教育は、食糧、避難所、安全な水と衛生と並行して第一段階での優先事項となるべきだと考えています。
●具体的な支援活動
・仮設住宅の提供と必要な生活用品(4500世帯)
・衛生用品の支給(1万5000世帯)
・仮設トイレの設置(1500個)
・「子どもひろば」(*)設置と心のケアの実施
・プライバシーに配慮した女性用浴場の設置
*「子どもひろば」とは:災害・緊急時に、子どもの保護と心のケアのために設置・運営されます。現地では、混乱のなか、子ども、とりわけ女の子は虐待や搾取の対象となる危険性が高まります。子どもたちが一日もはやく日常を取り戻せるよう、遊びや学習を取り入れることで、子どもたちが抱えるストレスを軽減させ、自尊心を育み、自分を守れるようになることも視野に入れて活動します。また、保護者も含めた子どもの保護への理解を深める場としても重要です。
※活動は現時点での予定であり、現地の状況に応じて変更することがあります。今後、随時ウェブサイトでご報告いたします。(https://www.plan-international.jp/)
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