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(2018/9/12)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:株式会社Hacobu
~運送現場の働き方改革となる業界初の取り組み~
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一、以下「大和ハウス工業」)と株式会社Hacobu(本社:東京都港区、社長:佐々木太郎、以下「Hacobu」)は、大和ハウス工業が開発した全ての物流施設(※1)において、Hacobuが開発したトラックの入場予約システムを順次導入(※2)します。
一社の物流デベロッパーが開発する全ての物流施設に、オンライン上での入退場管理システムを導入するのは業界初となります。
また、トラックドライバーが携帯電話から入退場受付を登録できる、日本初のオンラインチェックインシステム(※3)も順次導入(※2)します。
両社は、2017年9月、物流施設のさらなる高機能化・高効率化を目指し、資本業務提携を締結しました。2018年4月には、大和ハウス工業と大和ハウスグループの株式会社ダイワロジテックが開設した、AI・IoT・ロボットの先端テクノロジーを導入した物流施設「Intelligent Logistics Center PROTO(インテリジェント・ロジスティクス・センター・プロト)」(千葉県市川市)内において、「MOVO(ムーボ)」のバース管理ソリューション(※4)を試験導入するなど、物流企業の輸配送を最適化するサービスの開発・展開を進めています。
そしてこのたび、運送現場の働き方改革を、より積極的に推進するために、大和ハウス工業が開発した同社最大級の大型マルチテナント型物流施設「DPL流山I」(千葉県流山市)を皮切りに、同社が開発した全ての物流施設において、トラックの入場予約システム・オンラインチェックインシステムを順次導入することになりました。今後も両社は、最先端のテクノロジーを取り入れた物流施設を開発することで、ご入居いただく荷主企業様に対して新たなサービスを提供していきます。
今後も両社は、最先端のテクノロジーを取り入れた物流施設を開発することで、ご入居いただく荷主企業様に対して新たなサービスを提供していきます。
(※1)約200ヶ所。
(※2)入居テナント企業様の同意が得られれば導入。導入費用は、大和ハウス工業が全て負担。トラックドライバーが手続きをする際に発生するショートメッセージサービスの費用は入居テナント企業様負担。
(※3)開発したシステムは、Hacobuが特許出願中。
(※4)Hacobuが開発した、クラウドベースの物流情報プラットフォーム「MOVO」のサービスで、トラックバース(トラックと物流施設の間で荷物の積卸しをするために、施設内でトラックを接車するスペース)の予約や物流施設における入退場受付をオンライン上で管理する仕組み。
■トラックの入場予約システム・オンラインチェックインシステムの開発背景
多くの物流施設では、トラックの入場は先着順のため、1台あたりの平均荷待ち時間が83分(※5)と長く、トラックドライバーの長時間労働の一因となるほか、周辺道路等で滞留し、交通渋滞の原因にもなるなど、悪影響を及ぼしています。
2017年7月には、国土交通省が、トラックドライバーの荷待ち時間等の実態把握や解消に向けて、入居テナント企業様に荷待ち時間等の記録を義務付ける省令を施行するなど、日本の物流施設が抱える社会的課題となっています。そのような中、Hacobuは、2018年3月、トラックドライバーの長時間労働を解消するとともに、物流施設の運営効率を高めるため、トラックの入場予約・受付システムを開発。同年6月には、トラックドライバーが道路渋滞等を考慮して、携帯電話から物流施設の入退場受付が登録できる、オンラインチェックインシステムを開発しました。
(※5)国土交通省の資料「『トラック予約受付システム』の導入事例」による。
●ポイント
1.物流デベロッパー業界初 全ての物流施設にトラックの入場予約システムを導入
トラックの入場予約システムは、トラックドライバーや運送企業様が、トラックバースの予約をWEB上で行うシステムです。
大和ハウス工業が物流デベロッパー業界で初めて、開発した全ての物流施設に本システムを順次導入することにより、同社が開発した物流施設の入居テナント企業様は、施設内作業や物資の移動計画が立てやすく、物流施設の運営効率を高めることができます。また、トラックドライバーも平均荷待ち時間を約70%(59分)削減(※5)することができます。
2.日本初 トラックドライバーによるオンラインチェックインシステムを導入
オンラインチェックインシステムは、物流施設から一定の半径内に入った際に、トラックドライバーが携帯電話から物流施設への入退場受付を登録できる、日本初のシステムです。
本システムを導入することで、トラックドライバーが物流施設に到着した際に車を降り、受付まで行く手間がなくなり、トラックの長時間待機問題の元になる、渋滞が緩和されます。
大和ハウス工業が開発した全ての物流施設に本システムを順次導入することにより、トラック全車両のチェックイン状況を受付・現場で同時に共有できるため、入居テナント企業様による現場運営をスムーズに行うことができるとともに、トラックバースへの接車前後の時間のロスを減らし、施設内の作業効率を上げることができ、トラックドライバーの作業時間を約10%削減(※6)することができます。
また、データが一元的に蓄積されるため、季節ごと、時間ごとの配送量の分析も簡易に行うことができ、将来的にはさらなる効率化を図ることができます。
(※6)Hacobu調べ
■各社概要
<大和ハウス工業株式会社>
1955年4月5日、「建築の工業化」を企業理念に創業。以来、戸建住宅をコア事業に、賃貸住宅、分譲マンション、商業施設、事業施設(物流施設、医療・介護施設等)、環境エネルギーなど幅広い領域で事業を展開しています。当社の建築事業は、1955年の創業以来、工業化建築のパイオニアとして製造施設、医療・介護施設、オフィスなどさまざまな事業用建築を手がけてきました。
<株式会社Hacobu>
Hacobuは、「運ぶを最適化する」をミッションとして、企業間物流の最適化を目指し、IoTとクラウドベースの物流情報統合プラットフォーム「MOVO」を提供する会社です。輸配送の課題をテクノロジーを活用して解決することを目指し、これまで配送受発注のオンライン化、オンライン求車サービス、トラックの動態管理、温度管理、納品車両・バース管理ソリューション等の機能モジュールを展開してまいりました。
以 上
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