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(2018/10/4)
カテゴリ:イベント
リリース発行企業:MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社
パリでのお披露目イベント中に制作された作品「牡蠣の昼食」が世界初展示開催期間:2018年11月23日(金) - 12月9日(日)
MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社(東京都千代田区神田神保町)の取扱いシャンパーニュ「ルイナール」は、京都を舞台に毎年春に開催される国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」に参加しています。そしてこの度、そのスペシャル・エディションとして東京での初の試みとなる「TOKYOGRAPHIE 2018 -KYOTOGRAPHIE SPECIAL EDITION-」展が、都内各所で開催されます。ルイナールは、『見えない男』と世界的に評価される中国・北京出身の現代アーティストLiu Bolin (リウ・ボーリン)とのコラボレーション作品を2018年11月23日(金)~12月9日(日)の期間中、渋谷の「BLOCK HOUSE」にて展示します。
2017年8月、初めてシャンパーニュ地方を訪れたリウ・ボーリンは、ランスに位置する世界最古のシャンパーニュ・メゾン ルイナールに10日間以上も滞在し、ルイナールの比類なき「サヴォアフェール」、シャンパーニュ造りにかける造り手の熱い想いなどの「人間的側面」、「歴史」、「文化」などの要素を取りいれた8点のカモフラージュ・パフォーマンスアート作品を制作しました。今回の展示では、リウ・ボーリンのパリでのお披露目イベント中に制作された作品「牡蠣の昼食」が世界で初めて公開されます。リウ・ボーリンは、作品に登場する人物を透明人間にすることで、シャンパーニュ製造の技術やサヴォアフェールにスポットライトを当てます。そこに実在する人物の存在を分からなくすることで、閉じ込められたドアの反対側で働く人々とルイナール、そして自然とのつながりを際立たせています。リウ・ボーリンはルイナールのメゾンでの体験について次のようにコメントしています。
「私はチーム・ルイナールのサヴォアフェールと周囲の天然資源がシャンパーニュの醸造に見事に活用されていることを知り、強い感銘を受けました。葡萄畑から、温度も湿度もシャンパーニュ醸造に最適なものとなるよう管理されている白亜質のセラー。ルイナールのワインメーカーたちは、自然に何ら悪影響を及ぼすことなく、自然の恵みを最大限に引き出しているのです。彼らを見て、私は彼らの仕事ぶりを今回のシリーズの中で表現したいと思いました。初めてセラーの中に入った時、800年以上も昔に白亜質の土壌から人間が切り出したという巨大な空間が示す迫力に圧倒されました。そこはまさに過ぎ去っていく『時』というものを感じさせ、神秘的な雰囲気を醸し出していました。」
◆「TOKYOGRAPHIE 2018」 Liu Bolin × Ruinart 開催概要
会 場:BLOCK HOUSE
住 所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-12-9
会 期:11月23日(金)- 12月9日(日)
時 間:12:00- 19:00(月-木) 12:00- 20:00(金-日)
「TOKYOGRAPHIE 2018 -KYOTOGRAPHIE SPECIAL EDITION-」ルイナール コラボレーションアーティス
Liu Bolin (リウ・ボーリン)
山東大学に進学したボーリンは、彫刻を専攻し、1995年から2005年にかけて、デッサンの教鞭を取ります。パフォーマンス・アーティストたちが華やかに活動していた北京イーストビレッジに彼が足を踏み入れたのもその頃でした。2005年、2008年に開催されるオリンピックに備え、北京をより近代化した都市へと変貌させるため、市街地に暮らす人々が住む家を追い立てられ、伝統的な街並みが無残に取り壊されていくのを目の当たりにします。こうした追い立てや破壊に会った人々を救うことのできない無力感から、彼は無言の抗議のパフォーマンスを行い、それがやがて初の写真作品シリーズ『Hiding in the City』に昇華します。彫刻、絵画、写真、さらにパフォーマンスが一体となったこの作品の中で、破壊を待つ家屋の前に立つリウ・ボーリンの身体と服は背景と同化し、その姿は文字通り透明人間になっています。カモフラージュ・アートは極めて巧妙で、このアーティスト自身の姿にもほとんど気が付かないほどです。「トロンプ・ルイユの静物が、本当はそこに何もないのに、現実的にまるでそこに何かがあるように見えることがヒントになりました。」カモフラージュ・アートは、実際にはそこに何かがあり、誰かがいるのに、それを見る人にはそこには何もないように見える作品のことです」と説明するのは、ラ・マルティニエール社から出版されたリウ・ボーリンの作品集『Liu Bolin』に序文を寄せたフィリップ・ダーゲンです。2008年まで、ボーリンは政治的・社会的問題の影響を受けた作品を制作し、その中には、中国共産党のスローガンが描かれた壁の前に自身が立つというシリーズもあります。2009年からは、現代の消費主義社会への辛辣な批判を込めた作品を発表するようになりました。最近では、彼の関心は、財力、エコロジー、資源の利用などに向かっています。「彼の作品は、見た瞬間に魅了されますが、やがてそれが驚きや心配に変わり、最後に見る人の記憶の中に強く刻み込まれるのです。リウ・ボーリンは、他ではめったに見ることのできない、そして私たちが今生きている世界にぴったりと足並みを揃えた独特な芸術作品を生み出しています」とフィリップ・ダーゲンは締めくくっています。彼の作品には、多くの新しい主人公たちが登場し、そうした作品が見る人の心に直接訴えかける複合的な側面をもたらすようになっています。
ルイナールとアート
1729年のメゾン創設以来、ルイナールは伝統遺産、歴史、卓越性を全世界に広める手段として芸術表現を用いてきました。ルイナールはエレガンス、純粋さ、輝きを時代を超えて表し、常に革新を続けるそのスタイルを、新進気鋭のアーティストとともに形作るとともに、多くの才能を支援してきました。その歴史は1896年のベル・エポックの時代、アール・ヌーヴォーの旗手と謳われたアルフォンス・ミュシャへ広告を依頼して世間を魅了したことに始まり、2000年以降はルイナールの魅力や価値観を伝えるため、時代の先端をみつめるアーティストとのコラボレーションを毎年展開しています。また、年間30以上もの世界の名だたるアートフェアに協賛し、アートシーンには欠かせないシャンパーニュとして確固たる地位を築くと同時に、アートシーンに集う世界中のアートラバーを虜にしています。
ルイナール
1729年に創業し、“シャンパーニュの宝石”と謳われる世界最古のシャンパーニュ・メゾン、ルイナール。
コート・デ・ブランとモンターニュ・ド・ランスで収穫された最高品質のブドウを巧みに選定し、「清らかさ」「フィネス」「エレガンス」を追求しその繊細でフレッシュ、丸みのある豊かな味わいを引き出す高い技術を有するシャンパーニュ作りのエキスパートであることから、「シャルドネ・ハウス」とも呼ばれています。熟成には、1931年にフランスの歴史的建造物としてシャンパーニュ地方で唯一指定された、ガリアローマ時代の白亜質の石切り場跡「クレイエル」を使用。シャンパーニュの熟成に理想的な一定の温度と適度な湿度を保つ環境この環境で、繊細かつ清らか、エレガントなルイナールスタイル「シャルドネの芸術」を完成します。
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